見出し画像

今発するひかりは過去にも未来にも影響する

第1回ミニカニ講座テーマは「月のリズム」だった。

雌のカニは
夏の満月や新月など大潮の日
日が暮れはじめると卵を抱えて浜辺に集まってくる。

そして
満潮を過ぎた頃
その卵が孵化した直後のゾエア幼生を
海に放つのだ。

わたしはてっきり
卵を放つのかと思ったら
孵化直後の赤ちゃんを海に放つと知ってびっくりした。
ちゃんとそのタイミングで孵化するのか!

しかも
満潮すぎた頃という時間もポイントだ。
満潮直後なので引き潮によって
ちゃんと赤ちゃんたちは沖合に運ばれる。
少し時間が早ければ
ゾエア幼生たちは陸に打ち上げられてしまう。

卵を産卵してから孵化まで
2〜3週間かかるらしいが、
ちゃんと大潮の満潮直後に孵化するように
うまくできているのである。

そう考えると
カニの産卵と月のリズムの一致の不思議!

サンゴも大潮で産卵するというし
人間だって満月の出産が多いと聞いたことがある。

満月近くなると人間だって
ちょっとコーフンしやすいとか
知らず知らず影響を受けている自覚はある。

人間も同じ地球の生き物だ。

参加者の方が
視覚聴覚嗅覚味覚などの五感だけでなく
「磁覚」という感覚も生き物にはあって
人間はそれが退化してると聞いたことがあると
教えてくれた。

海を渡る蝶などは
磁覚を頼りにあの大海原を
旅するのだろうか。

月に関することに
想いを巡らせてみると
わたしたちが生きている日常が
大きな宇宙のリズムの中で
営まれているということがみえてきて
ちょっと感動する。

その日のミニワークは
人生を0歳から120歳までの円で表して
自由にライフラインを描いてみた。
描いてみると
わたしなんて
まだまだ円の半分も生きてない。

全体に色をのせたり
そこからひらめく言葉をかいたり
それぞれの人生のまるができた。

わたしが受け取ったのは
「今発するひかりは
 過去にも未来にも影響する」
ということ。

みんなの連想と発見
自由にあそびながら探究することが
わたしは好きだ。

ふとひらめいてはじめたミニカニ講座が
想像以上におもしろかった。

自分でも意味がわからないと思っていたが
意味がわからないものでも
わくわく感じるものは
大切に続けてみよう。

月も卵も人生の巡りも
まるまるまるまるまるがいっぱい。
まるまるありがとうございました。

*次回の講座は「カニ這わせの儀式」↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?