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新年早々死にかけた話し_Chapter-1

まいど!シナチクです!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
早いもので2024年もう6月ですね…
前回の更新から1年以上が経過してしまいました。
当時、週に3本から4本とか更新していたのが嘘のようです。
生活のあれこれが目まぐるしく変わってようやく落ち着いたのでここいらで1つ更新しようかなと…
その辺もまた別のタイミングで更新しようかと考えています。
考えているだけ…

今日は新年早々、真面目に死にかけたのでそのプチ臨死体験をひとつ書き残しておこうかと思い筆を執らせていただきました。

それでは、どーーーーーーーん!!!


皆さんは臨死体験ってなさったことありますか?
それにまつわる話は色々とありますよね。
幽体離脱みたいな現象や所謂、三途の川が見えただとか、走馬灯が見えたとかね。

なんでそんなこと聞くのかって言うと、
実は僕、1/13に心筋梗塞でぶっ倒れて救急搬送されたんですよ。
やばいでしょ??
今日はそんな心筋梗塞トークをしていこうかと思います。。

心筋梗塞になるってどんな想像しますか?
『痛い』とか『苦しそうとか』多分こんな感じの想像をすると思います。
結論から言うと、痛いのと苦しいの両方です。
しかも双方がMAX値で一度に押し寄せます。

ちょうどその日はお仕事休みだったので自宅でゲームしてたんです。
徐々に胸の中心辺りが痛くなってきて、脂汗かきながらゲームしたんですけど、これはいよいよおかしいと思い中断。

胸が内側から思い切り引っ張られているような感覚に見舞われて、それがまた「いつのまに地獄に来たんだ?」ってくらい痛くて痛くて。
なんなら左の前腕部が痺れてるうえに、血が通ってないのかってくらい冷たくなっちゃって。
痛すぎてそれをどうにかしようとするうちに呼吸を忘れて苦しくなって。
普段の生活でなにか「痛っ!」ってなることあっても痛みで呼吸を忘れるなんてないでしょ?
心筋梗塞の旨の痛みは、呼吸忘れるくらい痛いです。

横になっても収まる気配がないので119にコールします。
息も絶え絶えで電話して住所伝えてこれでやっと安心…と思いきや。

「隊員が着いたらオートロックの解除お願いします!」

忘れてたぁぁぁ……。
しんどいながらも立ち上がってモニター操作しなきゃなのかぁぁ……。
ゴール目前で突然ゴールが先延ばしされたようなそんな気分です。
とは言え僕が開けないと隊員さん来てくれないので、気合いで待つしかありません。

待つこと5分くらいですかね?
サイレンの音が聞こえ始めて、いよいよや!と思い、うずくまって丸めていた身体をやっとの思いで起し、モニター前で待機です。

そしていよいよその時。

ピーンポーンのピーンが鳴りきらない内に食い気味に解除。
多分、この世で最も速くオートロックを解除した男に認定してもらえるレベルです。

不思議な達成感を感じながら玄関前まで移動し隊員さんを首を長くして待ちます。
エントランスから僕の住む部屋までは平均で数十秒くらいで到着します。
実際、隊員さんもそのくらいで来てくれていたはずなんですけど、やたら長く感じます。
まさかこんな形で相対性理論を身を以て経験するとは思いもしませんでした。そのまま担架で救急車に運び込まれていざ病院へレッツゴー!

人生で初めて救急車に乗り、有識者である救急隊に囲まれほっと一安しn・・・ではなく、救急車の中で痛みがピークを迎えます。

『痛い痛い痛いぃぃぃぃ・・・・!』

痛すぎて気を紛らわせたくて叫びます。
齢28歳男性が痛みで語彙力を失いながら叫びます。
救急隊の方が「うんうん痛いよね~。もう少しだからね~。」と優しく宥めます。
最早28歳男性ではなく、28歳児です。子供です。

そんなこんなでようやく病院に到着。
救急外来(?)に駆け込みます。
そこでいかにもお医者さんって感じのおじ様とお兄さんに挟まれ、聴診器をペタペタ・・。
よくわかんない薬を飲まされます。
するとどうでしょう。痛みが和らいでいきます。
とりあえず何とか話せるレベルに痛みが治まってきたので、スマホの暗証番号と緊急で連絡してほしい人が誰なのかを伝えます。
意外と冷静に「この番号で出なかったらここに架けてみてください」などお伝え出来ました。
我ながらあっぱれです。

そしてまたあの痛みが襲ってきます・・。
お医者様の口から『モルヒネ打とうか』と聞こえました。

『モル?モルヒネ・・?モルヒネってあのモルヒネ?あの戦争映画とかで聞くあのモルヒネ?』

まさか自分がそんな劇薬チックな名前の薬を投薬されるなんて思ってもみませんでした。
ほんとにとんでもない事態になっているんだとこのモルヒネという単語で改めて認識しました。
ほんでこのモルヒネ。すごいです。
打ったその瞬間からどんどん痛みが引いていきます。マジですごい。
ようやく落ち着いたと思ったら、別の地獄がやってきました。

看護師さん6人くらいに囲まれ、着用していた衣類(含む下着)をすべて剝がされていきます。
担架の上で28歳児が釣られた魚の如く丸裸で横たわっている状態です。
痛みで我を忘れている時ならまだしも、痛みが和らいで冷静さを取り戻したタイミングで初対面の女性の前で素っ裸はさすがに堪えます。
身体的苦痛の次は精神的苦痛です。
一瞬モルヒネの効果のすごさを恨みました。
しかもこういう時に限って、集った看護師さんのほとんどが見た感じ僕と同年代。そして美人。

でも本当の地獄はここからでした。

素っ裸にされて何されるんだと思っていると、足元から『ヴィィィィィィィィン』という音が聞こえてきます。
初めて聞く音ではありません。僕は過去に何度もこの音を聞いています。
なんだっけなんだっけ~・・。

その音の正体は「バリカン」でした。

なにすんの!?と思っていると、そのバリカンで僕の息子周辺の毛を刈っていきます。
そして、僕の息子を捕まえ、長い管を挿していきます。
これまで味わったことのない何とも言えない痛みが僕を襲います。

『ギッッッ!!!???』

あまりの痛みに変な声が出ます。
どうやら、手術するとしばらく起きれないから勝手に尿を吸い取るための管らしいです。
そしておむつを装着していきます。
なんかも羞恥のオンパレードです。

息子周りの毛を刈られたって書きましたが、美容的な整える意味での毛刈りじゃないのでデザイン性は皆無です。
右半分だけ刈られてセンターマン状態です。

センターマン(笑う犬より)


おむつもおむつです。これじゃ本当に28歳児です。
動くたびにカサカサ擦れる音が鳴ってそれが情けなさを助長させます。
多分、普段ののび太君より情けない男になってました。

助けてぇぇぇドラえもぉぉぉぉ~ん・・!

この時点ですでに社会的に滅殺されたような、もう婿に行けないような、そんな気分です。

全ての準備が整い、担架が動き始めます。
いよいよ痛みの元凶を取り除くための戦いが始まります。


続けて書くと恐ろしいほど長くなるので続けはChapter-2にてお伝えしていきます。
今回はこの辺で。あでゅ!

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