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どうすりゃいいの〜?


私はかなりの浪費家だ。


ボーナス前には口座のほぼ預金がない状態になる。


保険会社で入った積立にはいくらか貯まっているみたいだが、それも引っ越しで使って以降はスズメの涙程度にしか積み立てられていない。


将来の不安が無いといえば嘘になるが、欲望のままに欲しいものを買ってしまうし、イベントに行くために遠征してしまう。


誰も私を止められない。自分でさえ。


心底、今が楽しければ良いと思っているのだろう。


私は、結婚をしていなければ彼氏もいない。


自分が好きなものを好きな時に買って、好きな時にイベントに行ってぷらぷらと遊んでいるのが楽しくてしょうがない。


このまま歳を重ねれば、結婚は難しくなるし身体は老いていく。


将来の不安がないといえば嘘になるが、


私の人生に誰かが介入して、私のやること為すことを介入者に言わなくてはいけないことや挙句の果てに口を出される可能性があるということが耐えられない。


誰も私を止められない。何人たりとも。


心底、今が楽しければ良いと思っている。


だから若いうちに好きなだけ遊んで、歳をとって動けなくなって誰かに迷惑をかける前にぽっくり死にたい。


好きなだけ遊ぶには金がいる。


老後なんて考えなくていいなら、もっとお金を使える。


自分の寿命を売って、お金を得ることができたら最高ではないか。


例えば、「あなたはあと50年生きますね。」「じゃあ30年売ります。」「では30億円のお渡しです。」


みたいな。


私は30億円を得て、さらには無駄に長生きしなくて済むという算段だ。


そして、寿命が近づいてきたらやっぱり死にたくないと思うんだろうというところまで予想できている。


人間の生に対する執着は底知れないのだ。


この地球上に生きていれば、誰だってわかること。


私だって人の子なので、死というものを避けたくなるのだろう。


今はそう思わずとも。


それをわかったうえでの「あんなこといいな できたらいいな」なのだ。


それほどまでに私は大金を得て好きなだけ遊びたい。


どうせ生きるなら
好きなものを買って、好きなものを食べて、好きなことをやらなきゃ損ではないか。


人生を振り返った時に、あれは楽しかった!あんな経験ができた!自分は世界で一番楽しい人生を歩んだ!!と胸を張って言えるような人生にしたい。


世界で一番稼ぐ人間にはなれないが


世界で一番お金を使う人間にはなれる。


ひとまず、私に100億円ください。



#創作大賞2024 #エッセイ部門


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