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ノービザで中国に入国する方法〜北京編〜

今年の4月中旬、筆者は再び中国に渡った。しかもノービザだ。

2024年5月現在、日本から中国へ渡航する際はビザが必要だ。あらかじめ中国への航空券やパスポートを用意し事前に日本でビザを取得する必要がある。しかしそんなことをしなくても合法的に中国に入国ができる。それが「24時間トランジットビザ免除制度」だ。

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北京首都国際空港

中国の主要な空港に行くと必ずこのブースがある。「臨時入境許可申請」と書かれている。簡単に言うと中国の空港をトランジットとして使う場合、一時的に空港の外つまりは中国に入国していいですよという制度だ。その際、本来必要なビザが免除される。

トランジットビザ免除のブースに行く際は迷わず落ち着いて空港の案内板を見る。入国なのでつい一般の入境レーンに行ってしまいがち。しかしそこは予めビザを申請した人が行く場所であるため、まずその前に臨時入境許可申請をもらうためのブースへ行く。

中国入国時は指紋を取らないといけない。申請ブースへ行く前に機械で指紋を取っておく。上記写真の紙が必要になる。

次に一番大事な書類。許可申請のブースに必ずある「臨時入境外国人入境カード」。こちらは機内で配られるアライバルカードとは別物だ。この臨時入境外国人入境カードへはパスポートや生年月日など個人情報をその場で記入する。

JALマイルで予約済み

次に重要なのが中国を出る航空券だ。先ほど言った24時間トランジットビザ免除の一番の条件として、中国に到着した翌日0時から起算して24時間以内に中国を出る航空券を持っていなければならない。「第3国・地区」へと決まりがあることから、日本から来た場合はすぐには日本へ帰れないのである。中国へ到着後一度第3国・地区へ行き、そこから日本へ帰るなど三角飛びまたは遠回りをしないといけない。これが厄介である。

キャセイパシフィック航空公式ページ

ちなみに筆者は中国を出る航空券のチェックインを予めオンラインで行っていた。なぜなら許可申請の際はその航空券とともに座席番号が決まっていないといけないからだ。

あとは中国に入国する目的をはっきり答えれば上記写真の「臨時入境許可」というシールが貼られる。これを持って一般のビザ申請をした人と同じイミグレーションへ行く。

まとめ

入国後、シャトルで移動し荷物を受け取り・税関へ

・日本から北京への航空券
・指紋採取した後の紙
・臨時入境外国人入境カード
・第3国・地区へ行く航空券(座席番号入り)
・中国への渡航目的

この5点がしっかりしていればビザなしで中国へ渡り入国ができる。余談だがこの24時間以内であれば最初に降り立った地から中国国内も自由に移動ができる。※日本→北京→上海→広州→ホーチミンなど…etc

以上が実際筆者が行った「24時間トランジットビザ免除制度」の概要である。ビザ申請にはお金がかかったり手間がかかるという方はぜひこの制度を利用していただきたい。この制度に関しての解説動画をYouTube上で公開している。合わせて過去に行った24時間トランジットビザ免除制度〜上海編〜もこちらのチャンネルでご視聴できる。

▼YouTubeチャンネル「カンタロウの小窓」

それではHave a nice flight !!

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