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【台湾】こんなにも鍋文化だとは

今月上旬、台湾・台北を4年ぶりに訪れた。「台湾の原宿」と呼ばれる西門(シーメン)という街を散歩していた。良い香りがする方向へ歩くと一軒のお店が目についた。

「三媽臭臭鍋」

物凄い字づらだが立派な店名だ。ここは地元の台湾人が足しげく通うお店でそれも店内の客層は皆若い。そしてこぞって皆火鍋を注文するのだが、1人1つ鍋がやってくるのである。どうしても日本にいると「シェア」の感覚があるため大きい鍋1つを家族で囲むイメージが強い。しかし中華圏では火鍋の文化が盛んで1人1つの鍋で食事をするのである。

1人前の海鮮鍋

そもそも「シェア」という考えは日本独特の文化ではないか?私がイタリアに行った際、5人でパスタをシェアをしようと取り皿を注文したら1枚2ユーロを請求された。全員で10ユーロだ。つまりシェア=有料サービスという考えの国が実は多いのではないか。

日本の感覚で台湾に行った際、この三媽臭臭鍋で改めて文化の違いに気付かされた。そしてもう1つ驚いたのがこの火鍋が予想以上に主食であるということだ。隣のテーブルの中国語を聞くと必ず週1でこのお店を訪れるそうだ。時に自宅でオリジナル鍋料理をすることもあるという。日本では旅行先や記念日などの際にドカンと大きい鍋を大勢で食べるイメージだがどうやら違うみたい。日本のサラリーマンがランチにお蕎麦を食べる感覚だろうか。

いずれにせよこの火鍋文化と1人1つの鍋というシェア無しの考えを何か日本で生かせないだろうか。それが食事でも、変な話テーマパークでのおひとり様ツアーとか。

たまにはシェア無しも面白いかもしれない。
それではHave a nice flight !!

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