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20.地球温暖化

■地球温暖化について、あなたの意見を述べなさい。


■地球温暖化について(400字相当)

地球温暖化の最大の原因は、火力発電や自動車、ゴミ焼却などによって排出される二酸化炭素だ。削減のためには、太陽光発電など再生可能エネルギーのさらなる活用、排気ガスを出さない自動車の普及が望まれる。また、温暖化防止のためには、わたしたちのエコ・アクション(環境に配慮した行動)も重要だ。焼却ゴミを減らすため、レジ袋を受け取らないのは、もはや当たり前だ。食品は販売期限が迫っているものから先に購入する。衣服や道具はリサイクルリユースを意識し、持続可能な製品を選ぶ。家電やスマートフォンを買い替える時は省エネ機能がすぐれたものにする。こうした一人ひとりの行動が集まれば、大きな力になるだろう。「脱炭素社会」に向けては、個人、企業、国が一体となり、危機感を持って取り組んでいくべきだ。(338字)

持続可能脱炭素社会はオカズ(キーワード)になる。

■別案:温暖化防止のために、わたしができること(400字相当)

地球温暖化をこれ以上悪化させないために、わたしができることを衣食住、そしてライフスタイルの観点から考えてみたい。まず「衣」だが、衣服を購入する時、リユースリサイクルを見こして、持続可能な製品を選ぶことが大切だ。「食」について言えば、食品は消費期限が迫っているものを優先的に買うことで、食品ロスを減らせるだろう。「住」では、リサイクル家具の利用はもちろん、家電製品の買い替えの時には省エネ機能がすぐれたものを選ぶべきだ。そしてライフスタイルにおいては、カーシェアの活用などが考えられる。また、みんながスマートフォンの画質を少し落とすだけでも、かなりの量の二酸化炭素を削減できるそうだ。一人ひとりのささやかなエコ・アクション(環境に配慮した行動)でも、集まればきっと大きな成果を産むはずだ。(344字)

エコ・アクションを覚えやすくするため、「衣食住」に関連付けてみました。
※7千万人がスマホの画質を超高画質から標準画質(地球画質)にすると、月間350万トンの二酸化炭素を減らせるそうです。(ネット情報)

■地球温暖化について(600字相当)

わたしは、特に医療従事者は温暖化防止に積極的に取り組むべきだと考える。なぜなら温暖化は、災害医療や予防医療、感染症対策などの分野にも関わってくるからだ。異常気象は洪水や土砂崩れといった災害を発生させるし、気温の上昇による猛暑は熱中症患者を増加させる。生態系の破壊によって、熱帯の蚊が日本で繁殖し、伝染病を媒介する恐れも指摘されている。医療の目的は、患者のQOL(生活の質)を保ち、高めることだ。しかし、地球温暖化は健康な人たちのQOLもおびやかす深刻な状況を作り出している。こうした状況の対応策としては、温室効果ガスを排出しない自動車や再生可能エネルギー設備のさらなる開発・普及が望まれる。また、政府は現在、環境省が中心となって、期限が迫った食品の購入、持続可能な製品の購入、省エネ機器の買い替えなどを奨励している。このようにライフスタイルの変革を推し進める仕組み作りも温暖化防止に有効だ。もはや、エコバッグを持ち歩き、レジ袋を受け取らないのは当たり前の時代になっている。わたしも医療にたずさわる者として、より積極的なエコ・アクション(環境に配慮した行動)を心がけたい。(479字)

■地球温暖化について(800字相当)

地球温暖化は、異常気象や生態系の破壊など様々な問題を引き起こしている。その原因は、人間の経済活動や日常生活によって排出される温室効果ガスであり、中でも二酸化炭素が相当量を占めている。その対応策としては、太陽光発電など再生可能エネルギーのさらなる活用、排気ガスを出さない自動車の普及などが望まれる。また、わたしは、特に医療従事者は温暖化防止に積極的に取り組むべきだと考える。なぜなら温暖化は、災害医療や予防医療、感染症対策などの分野にも関わってくるからだ。異常気象は洪水や土砂崩れといった災害を発生させるし、気温の上昇による猛暑は熱中症患者を増加させる。生態系の破壊によって、熱帯の蚊が日本で繁殖し、伝染病を媒介する恐れも指摘されている。医療の目的は、患者のQOL(生活の質)を保ち、高めることだ。しかし、地球温暖化は健康な人たちのQOLもおびやかす深刻な状況を作り出している。こうした状況に対応するため、政府は現在、環境省が中心となって(「グリーンライフポイント」制度により)、期限が迫った食品の購入持続可能な製品の購入省エネ機器の買い替えなどを奨励している。もはや、エコバッグを持ち歩き、レジ袋を受け取らないのは当たり前の時代になっている。これからはそうしたエコ・アクションをさらに一歩進め、肉を食べないミート・フリー・デーを設けたり、地方においては食品の地産地消を心がけることも重要だ。もはや地球温暖化は、さし迫った、待ったなしの問題だ。わたしたち一人ひとりや国・自治体・企業が一体となり、危機感を持って、取り組んでいくべきだと考える。(666字)

※「グリーンライフポイント」は政府(環境省)が2023年から行っている事業。消費者の環境にやさしい行動に対し、自治体や企業がポイントを発行する取り組みを国が支援している。

ミート・フリー(肉を食べない)も温暖化対策として認知されている。畜産業は牧場を確保するために森林を伐採するケースが見られる。家畜を育てるために大量の水や穀物が必要なため、環境に対する負荷が大きい。
※食品の地産地消も温暖化対策には有効。物流のための車が必要ないし、保管施設も不要だから電気を使うこともない。地方公務員を目ざすなら、地方の視点をアピールするのも効果的かも。
※他に個人でできる温暖化対策としては、エアコンの設定温度を変える。再生紙を使う。冷蔵庫に物を詰め込みすぎない。照明をLEDに変える。環境ボランティアに参加するなどが考えられます。

■小論文弁当のレシピ

①温暖化問題の現状(原因)・背景を述べる。②特に医療従事者は温暖化について問題意識を持つべきだ。なぜなら、それは医療の問題や人々のQOLと関わっているからだ。③その問題の対応策として、国はこうしたことをやっている。わたしたちもエコバッグを持ち歩くようになっている。④そして、これからはそうしたエコ・アクションをさらに進めることもできるはずだ。⑤温暖化については、個人、国・自治体、企業が一体となって取り組んでいくべきだ。


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