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レバーの教え

週に1度は、台所に立つことが習慣になって、もう何年になるだろう。うちは共働きなので、老後に追い出されないためにも、今から家でも役に立て事をアピールしとかないといけない、そう考えたのがきっかけだと思う。

しかし、レパートリーは増えない。週1だから、毎回同じでも飽きないのだ。最近の定番は、麻婆豆腐。ミンチとニラと豆腐とエリンギ(私が好きだから)と麻婆豆腐の素を買ってくれば、すぐに作れる。

一番のポイントは野菜。ニラなら、軽く洗って、ざく切りするだけで済む。皮を剥いたり、切るのが難しいなんてことはない。しかも、なんか栄養ありそうな気がする。

ということで、この前も麻婆豆腐を作ろうかなと朝、妻と話しているとき、ふとレバニラが頭を過った。「そういえば、レバニラもニラだけでいい!」こう気づいて、「今日はレバニラを作るよ」と妻に告げると、「レバーの下処理が大変よ」というではないか。

それから、私は初めて、鶏のレバーに処理が必要なことを知った。これまで鍋でも焼肉でも、そのままぶち込んでいた。たしかに、ネットでレバニラを検索してみると、まずみんなレバーをキレイに切って、牛乳なんかにつけている。これが普通の食べ方だったのだ!

早速、そのレバーの下処理というやつに挑戦してみることにした。大きなレバーを2パック買ってきて、初めて包丁を入れてみる。すると、中から真っ黒なもの(血の塊)が次々と出てくる(こんなもんを食べてたのか!)。さらに、白い脂肪をキレイに取りたいのだが、なかなかうまく取れない。

30分以上格闘しながら、「これって、鶏の脂肪肝?」とやっと気づいた。

包丁でも流水で擦っても、なかなか取れない脂肪肝。

軽い運動やサプリメントでとれるはずがないな、と自分の腹を見て妙に納得してしまった。








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