ドミニク・チェン×全卓樹「共同体をつくる科学の言葉」（No. 898）

2021年1月21日 11:51

考える人　メールマガジン
2021年1月21日号（No. 898）

「八重洲本大賞」同時受賞記念対談
ドミニク・チェン×全卓樹
「共同体をつくる科学の言葉」公開！

『未来をつくる言葉』『銀河の片隅で科学夜話』の二作が第3回八重洲本大賞を同時受賞。その二作を書いたのは、それぞれドミニク・チェン＆全卓樹の両氏。

贈呈式での話が弾み、対談が実現しました。情報学者と物理学者の織りなす、未来の共同体をつくるための科学夜話とは？

前篇は本日公開。

後篇は明日22日金曜日公開予定です。お楽しみに！

■第1位　ジェーン・スー「マイ・フェア・ダディ！　介護未満の父に娘ができること」
3.父の「できること／できないこと」

82歳、介護未満のお父さまの生活を立て直すべく、まず最初に着手したのは「できること／できないこと」の見極め。ドライかつ合理的なジェーンさんのスタイルに共感が止まりません！

■第2位　小山田浩子「小さい午餐」
広島のお好み焼き

最終回は、満を持して「広島のお好み焼き」。広島ではお好み焼きの宅配が一般的なんですね。小山田さんのツイッターで「あとがき」も書かれています。

■第3位　道草晴子「よりみち日記2」
7.プロになってきた証拠

新連載の締切が迫るも、原稿用紙は真っ白のまま……不安に押しつぶされそうになった道草さんが手にしたのは『あしたのジョー』でした。

◎ポッドキャスト「西寺郷太 GOTOWN Podcast Club」♯12、13

「西寺郷太 GOTOWN Podcast」、「三原勇希＋田中宗一郎　POP　LIFE」といったポッドキャストの魅力については以前も書きました。

その西寺郷太さんのSPOTIFY限定だった「GOTOWN Podcast」改め、どこでも聞けるようになった新シリーズ「西寺郷太 GOTOWN Podcast Club」の年末年始の回がとても良かったので、もう一度紹介いたします。

西寺郷太さんは『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』、『プリンス論』などの著者もあるミュージシャン。ノーナ・リーブスのシンガー、ソングライターでありつつ、マイケル・ジャクソンを中心としたポップスターの研究家であり、時代の変遷の中でそれぞれのミュージシャンが果たした役割を鮮やかに鷲掴みにします。

西寺さんの仕事を追っかけると、60年代から現代までのアメリカを中心とした洋楽の流れから、日本で筒美京平さんやジャニーズ事務所が果たした役割までが、同一平面上に見渡せます。しかも見方が前向きで明るく、話を聞いていると元気が出てくるのです。

その年末年始に更新された「♯12　2020年のエンタメを振り返る。」、「♯13　2021年はどこへむかう？変換最前線の私たち。」が、コロナ禍があり、様々な地殻変動が起こっていた昨年をうまく振り返っていて見事でした。

ゲストは二人で、映画・音楽ジャーナリストの宇野維正さんと、新潮社の編集者・金寿煥くん。そう、『令和の巨人軍』や『「明石家さんま」の誕生』の編集者として何度か彼の作る本のファンだと書いてきた同僚の「Kくん」なのです。

長年知っているはずの後輩が、西寺さん、宇野さんという第一線の書き手と同じ土俵で、適度に間をとりつつ、話をしているのを聞いて、圧倒されました。まるで、従兄弟がテレビに出ているのを見ているような驚き！

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