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やめてと言ってもやめてくれない

相手の嫌がる行動

今日のやりたいことはサッカー。
私、もやしの勤める学校はやりたいことをやる珍しい学校である。
今日のやりたいことはサッカー。
子ども達のサッカーは真剣勝負。
絶対勝ってやる!と白熱した試合が長い間続く。
そんな中
1人の男の子が
サッカーゴールの前に寝転んでいたり。
ドリブルしている子の服を引っ張ったり。

その行動を見て「やめろよー!」「ちゃんとやれ!」「引っ張るな!」
と怒り出す子ども達。

それを聞いた男の子は止めようとしない。
やめそうな感じはあるがやめない。
そしてこの男の子は
嫌なことをしてくる子、やめてと言ってもやめない子
レッテルを貼られる。

男の子を理解する


この男の子はなんでそんな行動をとったのか。
男の子に直接聞いても何も答えない。
その前に何か嫌なことがあったようには思えない。
ある子はその男の子に対して
「男の子とのサッカーしていると途中で楽しくなくなる」と言っていた。

よくよくふりかってみると
最初は夢中にサッカーをしていた男の子が途中からみんなの嫌がる行動をしていることに気がついた。

男の子は実は疲れてきて、飽きてきて、違う遊びしたい
思っていたのではないか。

それならそうと言ってくれたらいいのにと思うが
自分自身の気持ちに気づいていないし
なかなか言葉で表現できない。

まずは近くの気づいた人が理解して言葉で表現してあげる。
そして行動で示す。
「疲れてきたからサッカーやめて違う遊びしてくるね」と
男の子と一緒にサッカーをやめてみた。

広がる他者理解

そんな大人の言動を見ていると
子ども達にもそれは広がり
「疲れてきたからあんなことをしてたのか」と子ども達も理解し始める。
そんなふうに互いに理解した上で
喧嘩して互いに気持ちをぶつけ合うことで
相手の気持ちも尊重して
自分の気持ちも尊重する
コミュニケーションに結びつくのではないだろうか。

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