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ルールを守る子を育てる教育はもうやめよう。

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤める学校は
子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。

・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う

を大切に記事を書いていきます。

自主性と主体性


自主性と主体性。
似たような言葉だが、根本的に違う。
自主性はルールの中で自分から進んで行動すること
主体性とは自分で考えルールを作り、行動できること。

子どもがルールを破った時
悪いことをした時

どのように関わるかによって
自分で考え、ルールを作り、行動できる人に育つ。

片付けやりたくない、子どもに対して


①理由も言わずに行動を止める
「片付けやらないとダメでしょ!」「ルールで決まっているから」

②理由を伝えて行動を止める
「片付けしないと物がなくなるから、片付けして」

③子どもの気持ちと理由を踏まえて、どんな行動をとるか考える。
大人「どうして片付けしたくない?」
→子ども「大変だから」

大人「綺麗なところが気持ちいいから片付けして欲しい」
→子ども「綺麗じゃなくてもいい」

大人「じゃあ、どうしたらいいかな?」
子ども→「綺麗好きな大人がやればいいじゃん」

結論はその時の子どもの気持ち、大人の気持ちによって十人十色。
互いに納得いく結論に至ることが大切。

ルールには理由がある。

子ども達はルールには理由があることを知る。
そして、理由には色々な人の気持ちがある。

「遠足でお菓子は300円まで」というルールがあったとする。
その時に
「300円まで」とどうして決まっているのかの理由が重要。
・大人が、お菓子を食べすぎると体に悪いから適度にして欲しい。
・大人が、数字で表せる基準で表した方がわかりやすいから
・子どもが、「あの子だけいっぱいお菓子持ってきていいな」となるから
などの理由が挙げられる。

なら、この条件をクリアできるなら、どんなルールでも構わない。
子どもと一緒に考えてもいいかもしれない。

むしろ、ルールがなくても良いかもしれない。
自分の体の健康について考えるいい機会かもしれない。

いつでもこんなことしてられない


正直、こんな話ができないこともある。
・自分の気持ち「疲れた」「めんどくさい」
・時間がない
などの理由で

「大人だから」とか
「主体的な学びのために」とか
そんなことを考えすぎて
大人が、苦しくなることは一番あってはならないと思う

「こうしなければならない」で自分で動くのはあくまでも自主性
大人自身も主体的に
「こうしたい」と思えるような子どもとの関わりについて

少し考えてみてはどうだろうか?

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