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誰でも入っていい秘密基地

わたくし、もやしの自己紹介


わたくし、もやしの勤める学校は
子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

誰でも入っていい秘密基地

子ども「秘密基地を作りたいから、大きなベニヤ板を使っていい?」

小学生の2人が聞いてきた。

もやし「どんな風に使うの?」

子ども「ここに壁にしたい。ベニヤ板はノコギリで切って
    くぐって入れる出入り口にしたい」

もやし「遊びで使えるベニヤ板だし、いいんじゃないかな?」
   「けど、片付け時間になったら、片付けてね」

子ども「えーーやだー」

もやし「みんなが遊ぶ場所に秘密基地を作ることになるから
    今日だけならいいと思うけど、常設されると困るかな」
   「基地は2人しか入っちゃダメでしょ?」

子ども「誰でも、入っていいよ」

もやし「いいの!?」
   「けど、入る時は2人に聞かないといけないでしょ?
  
子ども「聞かないで入っていいよ」
   「誰でも、いつでも入っていいよ」

もやし「いいの!?」
   「それなら、常設してもいいんじゃない。」
   「誰でも遊べる遊具を、作ってくれたってことだからね!」

2人の子どもが秘密基地を作る。
ベニヤ板をノコギリで切って、出入り口を作り
枝を使って屋根を作って完成。

入り口には
かわいい字体で書かれた注意書き

「ここわ、はいっていいよ」

だれでも、いつでも入っていい秘密基地。

さっそく、幼児がとても楽しそうに遊んでいる。
その姿をみて、とても満足そうに見ていました。

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