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困らないように、先回りして考えすぎる


わたくし、もやしの自己紹介

もやしの勤めるオルタナティブスクールは子どもがやりたいことをやる珍しい学校。3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます。

困ることは当たり前。

子どもは色々なことができない。成長して、できることが増えてくる。
そのため、子どもが困ったり、失敗したりするのは当たり前である。
親などの周りの大人は、それをサポートしていく。
そのサポートの仕方は人によって違う。

たとえば
・助けて欲しい時に助けられるように、側にいる。
・子どもが困らないように、環境を整えてあげる。
・失敗した時に励ます。
これらの具体的なサポートは「目的」が肝心である。
「子どもが今、困らないようにサポートする」
「子どもが将来、困らないようにサポートする。」

困らないように先回り

ある子どもが、海に行く準備で困っていた。
私は気づいていなくて、「準備できたら行くよ〜」と声をかけると急に泣き出した。「どうしたのかな?」と聞くと「忘れ物をしてどうしたらいいか分からない」

子どもが困らないように事前に忘れたたらどうしたらいいか、やり方を教えてあげることはとても大切である。
しかし、いつもそれができるわけではないし
できたとしても、いつもしていいとは思わない。
子どもは困ったっていい。困った時にどうしたらいいか、困った子どもと一緒に考えたい。そのために、大人は側にいる。

こんなこともあった。
これは大人の研修会でのこと。
マッチがなかなかつかない。なぜかというとマッチが湿気っているからだ。
参加者もそれに気づいているが、頑張ってチャレンジしている。
スタッフが気を利かせて、新しいマッチを持ってきてくれた。
しかし、その参加者はすぐにそれを使わずに、その湿気ったマッチでつけようとチャレンジしていた。一度つけられたから、もう一度つけたかったのかな?
(結局湿気ったマッチでは火がつけれずに、新しいマッチを使ったのだが。)

困った人やチャレンジしたい人の気持ちに寄り添い。
相手がどのようなサポートを求めているのか
自分がどんな風に成長をして欲しいと思うのかを
感じながら日々関わり合うことが大切である。


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