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子どものやりたいことを奪わない。

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤める学校は
子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。
・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う
を大切に記事を書いていきます

お庭でハンモック

子ども達は、庭でハンモックにゆられて遊んでいる。

遊んだ後は片付け。
男の子にハンモックの片付けをお願いした。

木の上の方に、結ばれているハンモックのロープを取る。
大人でも手の届かないところ。
台を2段重ねて、その上に乗ってロープの解こうとする。
しかし、高くて届かない。

次は長い枝を持ってきてロープを解こうとする。
しかし、枝が太かったのかうまくいかない。

近くにいた友達が、別の枝を男の子に渡す。
その枝は先が折られて、細くなっている。
その枝を使って、ロープの隙間になんとか枝を入れ込んだ。
押したり、引いたり、手繰り寄せたり
色々と試してみて
なんとかロープを木から回収成功!

自分でやりたくてしょうがない。

子どもは、ちょっと難しいことにチャレンジすること
とても好きである。
大人の手なんて借りたくない。
手伝おうとすると、とても嫌がる。

そして、大人も同様に
ちょっと難しいことにチャレンジすること
とても好きである。

今回のハンモックの片付けも
子どもがロープを解くのに、とても時間がかかった。
それを見ている大人の気持ちは
実は
自分でやりたくてしょうがない。
「自分の方が、早く片付けられるのに」
「自分だったら、もっとこうするのに」

そんな、自分でやりたくてしょうがない気持ちに
大人自身が気づけた時

ちょっと冷静に
子どもが不器用ながらもチャレンジしている姿を
何も言わずに見守る余裕が出てくる。

その余裕によって、子どもがやりたいことを奪わずに
自立した大人への成長につながるのだと思う。


「そのチャレンジ、失敗したら後で私もチャレンジさせてください」 大人より

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