マルシェで大切なこと
こんにちは、今日は久しぶりに記事を書いていきます。
蔓延防止措置が解除され、何が変わったのかわかりませんが、飲食店の営業が通常通りに戻り、20:30以降の夕食難民になることがなくなったことが自分にとって良かったことです。
2020年7月から首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城)さまざまなイベントに出店をして、自分のショウガ製品を販売してきました。
マルシェ
と聞くと、どんなイメージを皆様お持ちでしょうか。
野菜や、加工品など生産者さんが集まってスーパーなどでは買えないものを買えるようなワクワクする日常と非日常の間くらいの距離感のイベントでしょうか。
何が楽しいって、生産者さんとお話をして買い物を”体験”することではないでしょうか。調理方法を教えてもらったり、時には、商品と関係ない世間話をしたり、ひと時の時間を共有することが、スーパーやショッピングモール、百貨店とは違う醍醐味かと思います。
マルシェのコミュニケーションは百貨店などよりも砕けており、友達のような、近所のおばちゃんのような付き合い方になったりもします。出店者さんも買いに来るお客様もお話しするのが好きで、ついつい話しすぎてしまいます。
そんなマルシェですが、現在都内では至る所でやっておりまして、どこのイベントもあまり元気がないのが現状です。
空き地の有効活用として候補に出しやすいのがマルシェのようですが、特に、東京で開かれているマルシェは軒並み残念なことになっております。コロナの影響があったとはいえ、言い訳できないくらい盛り上がっていないのです。
面白いのは、一方で、東京から少し離れた場所で開かれているマルシェは、とても盛り上がっているのです。東京まで買い物に行くのは面倒だけど、家の近くで面白いことがあればお散歩がてら足を運ぶという流れがあり、東京から離れるとイベント面積も大きくなりますので、出店者も数多く参加し、必然的に盛り上がります。公園などで行われるマルシェでは家族でレジャーシートを持ってきて、マルシェで買い物をした後に、公園でゆっくり食べたり、飲んだりして時間を過ごすような方が多いです。
コロナによって東京から離れてる人が多い中でのマルシェの運営というのは考えもので、わざわざ中心部でやらなくてもいいのではないかと考えるようになりました。コロナが完全に明けてはいない中で、このように考えておりますが、コロナが終焉した際に、コロナ以前と同じような状況に戻るイメージが湧かないのです。
お買い物をしに東京の中心都市に出向かない傾向が続く中で、マルシェのようなイベントは地域との関係性を持って、継続していけるような姿が理想なのではないでしょうか。他県からのお客様ではなく、最寄り駅から一駅、二駅先のお客様が足を運んでくれるくらいの距離感が良い気がします。
そもそもどうしてこのようなことを書いているかというと、私自身がいつかマルシェを運営してみたいと思っているからです。出店者として経験を重ねてくると、痒いところに手が届いてるなと思う会場もあれば、ここは自分たちのことばかりで、出店者に思いやりがないなという会場もあります。
まず前提として出店者さんに満足して参加できる準備ができていなければお客様に満足いただくことは難しいと学びました。
色々参加してきましたが、今マルシェについて”出店者として”思っていることを書いていきます。
出店料:駐車場代を合わせて7,000円を超えると高いと感じる。行政が絡むイベントは出店料が安い傾向がある。
開催場所:自分の商品を理解を持って購入してくださるお客様がいるかどうか。*マーケットの商品は手作りなものも多く、割と高くなってしまうのが相場。
お日様:食品を扱う人は日差しが直接商品に当たるかどうかすごく気にする。食品以外でも色褪せたりするのでお日様は厄介な敵になる場合が多い。
天気:雨天の場合の開催、中止は気になる。*雨天でも開催する会場があり、評判が悪くなる原因となる。
出店者:自分の商品と被っていないかどうか。キッチンカーも含めて30~50店舗くらいが集まるとすごく楽しい雰囲気。
テーマ:マルシェのコンセプトがあるか。環境配慮をモットーとしていると、その理念に共感したお客様がいらっしゃる。
近い将来自分でもマルシェを開催してみたいのですが、出店者さん、お客様、運営が絶妙にバランスを取れる位置を模索して、win - win - wiiin できるように設計したいです。
おすすめのマルシェ
Kawaguchi Farmers Market:川口領家大泉工場で月2回(第二土日)回開かれているマーケットです。50店舗以上が集まり、野菜、加工品、ハンドメイド、ワークショップ、キッチンカーがバランスよく並びます。会場ではレジャーシートを敷いてゆっくりできるスペースがあり、木でできた子供の遊具などもあり、家族全員で楽しめるイベントになっています。運営の皆様も熱心で、みんなでマーケットに協力したいと有志が集い、会場準備などをします。
Village Market Tsukuba:最近出店者さんに紹介してもらった月一回(第四日曜日)筑波の研究学園駅前公園で開催されるマーケット。出店したことがないので、雰囲気はお伝えできないのですが、規模が大きく、こちらも家族全員で楽しめるとお客様からも出店者さんからも評判です。
Aoyama Farmers Market:マルシェといえばここ。青山学院大学前の国連大学広場で毎週土日に開催されている。日本全国からさまざまな出店者さんが集まります。こちらは都内の中心にしてもいまだに活気のある歴史のあるマーケットです。食品が中心となり、青山ファーマーズマーケットにはいつか私も参加したいと思っております。出店料が高くても出店するのは各バイヤーさんがいらして、卸販売などにつながるという理由もあるそうです。
いちかわごちそうマルシェ:野菜ソムリエさんが主催する月2回(第2、第4土曜日)いちかわ地方卸売市場内で開かれるマルシェです。去年から始まってまだ若いマーケットですが、地元のお客様からの認知が広がり、盛大な盛り上がりを見せています。お客様も購買意欲があり、いつも大きなカバンを持っていらっしゃいます。野菜ソムリエさんならではの野菜に関するワークショップなどもあり、学ぶ楽しさも味わえる面白くて美味しいのが特徴です。
いちかわ大門通りマルシェ:こちらもごちそうマルシェと同じ千葉県市川市の商店街が協力し合って開催するマルシェ。市川駅からすぐの大門通り商店街にあるお店の店主の方が、軒先を提供して開催しています。大門通りをまっすぐ歩いていき、ちょうどいいタイミングでお店があります。アットホームな雰囲気が漂い、出店されてる方達もみんな良い人です。みんなで作り上げるマルシェで、ゆっくりお散歩しながら買い物を楽しめます。
他にも素敵なマルシェは多いのですが、このくらいに留めておき、ここも良かったよ!という会場がりましたら教えてください。また、出店者の皆様で出店する際に大切にしていることがあれば教えてください。
では、今日はこの辺で。
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