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#3_【長期or短期】事業開発の視点について

長期的な本質的価値の追求?短期的な業績の成長?


事業開発を担当していると、長期的な視点と短期的な視点のどちらも求められます。
しかし、短期的なアクションが長期的な成長に繋がるとも(少なくとも非連続な成長を目指すなら)言い切れず、短期、長期の視点の切り替えやフォーカス方法について悩まれている方も少なくないのではないでしょうか。

私自身も、現在、非常にレガシーかつ巨大なマーケットの構造変革を目指す事業の事業開発に携わっているのですが、
「この事業が社会に与える価値という長期的な視点」と
「(上場企業で現在でも売上が2桁億円あるため)足元の成長による株式市場からの期待に応える短期的な視点」
のどちらを優先するのか、どうバランスするのか、
もしくはどのようなフェーズにおいてどのように考えるべきか、と考えていました。

意見を聞く為、COOと話をして一つの結論があります。

長期と短期はトレードオフではない

最終的な目的は「非連続の成長であり長期的な視点」である。ただし短期な視点を捨てて長期的な視点を持つのではなく、長期の為のステップ1として短期がある。つまり長期と短期はトレードオフの関係ではない、と。
長期の視点、長期の思考をするためにまずは短期な業績成長を「仕組み」で作り切る。
短期のことは自分が関わらなくても成長される状況にし、長期に取り組むことが事業開発を行う上では求められる考え方ということです。

フォーカスという都合の良い言葉で、長期を見ずに短期的成長だけを追うこともよくあると思いますし、
短期から逃げ長期的な思考ばかりを持つこともあると思います。

選択ではなく順番という意識ですね。



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