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### 銀行員が教えない住宅ローン借換の真実



こんにちは!今日はちょっとリアルな話をしようと思います。実は、私は銀行に入ったばかりの頃、一般家庭に飛び込みで「住宅ローンの見直ししませんか?」って営業してたんです。鉄板のセールストークは、「返済予定表があれば試算できますよ、もしかしたら支払い利息が安くなってお得になるかもしれません!」なんて言ってました。でも、実はこんなカラクリがあるんですよ。

#### 1. 提案されるのは「変動金利タイプ」
住宅ローンには大きく分けて、固定金利と変動金利の2つがあります。で、当然、変動金利タイプの方が金利が上がるリスクがあるので、最初の金利は安く設定されているんです。最近は日銀の利上げもあって、これからは金利が上がる局面になるかもしれません。でも、個人的にはまだ変動金利をお勧めします。その理由については、また別の記事で詳しくお話ししますね。

#### 2. 本当は今借入している銀行に相談した方が得
ここがポイントです。他の銀行に借換えするより、実は今借入している銀行に相談した方がずっと得なんです。なぜなら、借換えにはローン保証料や抵当権の登記費用、印紙代など、いろんな諸経費がかかるから。さらに、手続きのために銀行に行く手間や時間もかかります。

一番賢い方法は、他の銀行からの借換え提案書を持って、今の銀行に「こんな提案を受けたんだけど、どうすれば良いですか?」って聞くことです。そうすると、ほとんどの場合、今の銀行が「うちも金利下げますので、そのまま継続してください!」って言ってくれます。銀行にとって、借換えされるのは屈辱的なことなので、なんとかして引き留めたいんですよ。

#### 3. 借換えには精神的な負担がある
正直言って、借換えを実際に行おうとすると、今借入している銀行から「鬼の抵抗」にあいます。これが精神的にもかなりしんどいんです。だから、あまり借換えはお勧めできません。もちろん、担保の関係や連帯保証人の問題が絡んでいる場合は、金利だけの問題じゃないこともありますが、それでもまずは今借入している銀行に相談する方が手続きも簡単で、結果的にお得になることが多いです。

#### 4. サラリーマンの場合の話
ここまでの話は、あくまでサラリーマンの方に向けたものです。会社経営をしている方の場合、金利や付き合いだけが判断基準ではないことが多いので、借換えは避けた方がいいと思います。経営者の方には、もっと長期的な視点や金融機関との関係性が重要になってきます。 

以上、住宅ローン借換えの裏事情をちょっとだけシェアしてみました。もちろん、ケースバイケースで全てが当てはまるわけではないですが、参考にしてもらえると嬉しいです。借換えを検討する際は、ぜひ焦らず、冷静に今の銀行とじっくり相談してみてくださいね!この記事が、少しでもみなさんの判断材料になれば幸いです。では、次回の記事でまたお会いしましょう!

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