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マネーフォワードシンカの事業終了にあたって

本日、こちらのお知らせで、マネーフォワードシンカの事業終了を、発表させていただきました。

このnoteでは、2019年から約3年間のマネーフォワードシンカの運営や、併せて2020年から取り組んできた、HIRAC FUNDの運営など振り返って、いま思っていることや、今後についてお伝えさせてください。

設立から3年間を振り返って

1)クライアントの皆様への感謝

シンカでのプロジェクトは、どれもとても思い入れがあるものばかりです。

アルプ様の資金調達結わえる様の資金調達ビービット様の資金調達Goodpatch様のIPONagisa様のメディアドゥへのグループジョイン、直近ではクラシコム様のIPO、Ubie様の資金調達など、挑戦し続ける経営者・チームの方々とご一緒できたことが、僕らシンカのメンバーにとって本当に素晴らしい財産になりました。改めて感謝申し上げます。

2)メンバー、社内外の皆様への感謝

HIRAC FUNDやマネーフォワードのCFO業務も兼務しつつ、一方で時々異常に細部にこだわる私と、一緒に仕事をしてくれたメンバーには、大変感謝しています。育成に関しては、プログラムなどは全くなく、完全にOJTでしたが、全員クライアントを第一に考えリスペクトを持った、素晴らしいメンバーばかりでした。

特に、立ち上げ直後、一気に進むコロナ禍の中で「自分たちに何かできることはないのか」と、VCや投資家の皆様とスタートアップとのマッチングに取り組んだことは、今でもすごく覚えています。手探りでアナログなやり方でしたが、結果的に、ここから生まれたご縁で出資が決定したり、転職された方もいて、このチームで誰かの人生にポジティブな影響を与えられたことは、とても嬉しく誇らしいです。

また、メンバーだけではなく、立ち上げ当初から多くの取材をいただいたり、応援をいただいたり、本当に関わってくださった全ての方に感謝しかありません。

3)シンカ事業からの発展

HIRAC FUNDの1号ファンドは、スマートキャンプ創業者でありファンド発案者の古橋さんとシンカメンバーで一緒に立ち上げました。

また、今年に入ってから新しく、スタートアップ向けにデットファイナンスを提供する独立系のファンドとしては国内初※ となるスタートアップ・デットファンドの立ち上げを、代表の福田さん、WARCの皆さんと一緒に取り組んでいます。

※適格機関投資家等特例業務によるいわゆるプロ向けファンドにおいてスタートアップのみを対象にした独立系のデットファンドは日本初となります。(金融庁「プロ向けファンド届出者(適格機関投資家等特例業務届出者)等の状況 【ファンド一覧】」(2022年3月31日現在)記載のファンドよりSDFキャピタル調べ(2022年5月24日時点))

そして、3年前の僕のnoteでは、こんなことを書いていました。

まだ今日の時点では実現できていませんが、経営者が必要としている新たな金融ソリューションを生み出す、というのも、明確に自分の中では取り組むべき課題と感じています。

例えば、スタートアップ業界に対してはかなりエクイティのリスクマネーが流れ込んできていますが、企業価値最大化の観点から、資本コストを考慮すると負債性の資金の活用ももっと必要だと思っています。

こういったことにも取り組んでいきたいと考えています。

シンカの事業やそこで生まれた繋がりを通じて、3年前の想いがが少し形になってきたかなと思います。

今後について

ここからは、HIRAC FUND、スタートアップ・デットファンド含め、マネーフォワードグループの更なる発展に取り組んでいきます。

特に、古橋さんと私で共同代表を務める、HIRAC FUNDについては、これまで以上にパートナー、投資先企業の皆様と向き合い、熱を込めて運営していきたいと思います。

アドバイザーとしては、スタートアップ・デットファンドでもご一緒している、マネーフォワードの資本業務提携先であり、スタートアップ支援の強い実績を持つ、WARCとの協業を通じて、成長企業支援に携わっていきたいと考えています。

今後ともどうぞ宜しくお願いします!

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