マイナンバーカードのシステム

マイナンバーカードの制度は大変素晴らしいものだと思う。
マイナンバーカードに使われているのはISO/IEC14443TypeBという規格品で非常に優れたセキュリティを持つもので、日本で主流の交通系ICカード(SonyのFelica)とは比べられないものである。クレジットカードや運転免許証にも使われている。カードそのものは大変素晴らしいものが使われている。
それなのに、自治体で使われているマイナンバーカードのシステムはNECと富士通の2つのものが自治体の判断で選択され使われている。なんと、システムに使われている言語はCOBOLとのこと。COBOLは過去には優れた処理系で1960年代に多用されていた。もう、学校でもCOBOLを教えているところはないと思うが、何故マイナンバーにCOBOL?COBOLの技術者はどんどん減っているのに今更なぜ?
COBOLは日本の金融機関の基幹システムでよく使われていたが、現存するものは保守が大変とのことである。そのためか合併した銀行同士で基幹システムの統合ができず、未だに不具合を出し続けるメガバンクもある。
マイナンバーカードのシステムは誰が設計したのだろう。日本が他国に遅れているのに枯れてしまった技術ではこの先心配である。ディジタル庁で改変していただきたいものだ。

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