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すいず かねみ
2024年7月28日 04:59
お家に帰ったその日はかねちゃんは他の事でたっちゃんの家には行けず、翌日に行く事になった。点滴や注射を沢山撃たれ、何となく朦朧としていたが、少し食べてくれた。お粥と 肉団子、お茄子の甘味噌合え、残りは分かりやすいように小分けにして冷蔵庫に入れた。2ヶ月少し家に居なかったたっちゃんの冷蔵庫の整理と、麦茶の用意の仕方を簡単に旦那様に伝えるが、興味はなさそうだった。No 1 に書いた通り
2024年7月28日 04:54
病院へのお見舞いは、夜に行く事にしたかねちゃんは夜ご飯前6時頃を目掛けてお見舞いに行き、誰かあまり嬉しく無い顔を見ないで済むように心がけた。気丈なたっちゃんは何時も人に気を使ってリラックス出来ないので、それも自分といる時はさせない様にして居たら、やはりたっちゃんは誰かにそばに居て欲しかったのだろう、もう帰るの?と何度も聞いた。[まだ居るよ、寝たら帰るね]っと何度言ったことだろう?病院へ
2024年7月9日 04:31
何処から書いて行こうか? 始まりは今年の一月だった。抗がん剤を始める決心をした彼女のお手伝いをしようと決めたのは、 たっちゃんが大好きだからで有る。80代のかねちゃんのお友達は、一人で喋りまくりたい人が多いなか、たっちゃんはかねちゃんの生き方に興味を示してくれ、理解してくれる唯一の人だった。その上気丈なたっちゃんは愚痴や弱音は吐かず、とても楽しく心強い存在だった。抗がん剤治療が始まると、た