短歌　#09 ひかり

澄み切った空には雲も許されぬ許されるのはただ光のみ

さわれない形を持たない混沌に手を突っ込んでなんか取り出す

優しさが人を壊すことがあると教えてくれてありがとう君

明日もまたいい人でいられますように神に向かって手を組み祈る

大股で歩いて行くよ颯爽と風切り音が聞こえるぐらい

創作の産みの苦しみの果てにあるものがひかりと信じているか