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かねきょの部屋(ラジオ?)第218回

かねきょ(漫画・イラスト)
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Introduction
「へんな人と暮らしはじめた。
お父さんとお母さんが死んだので。」
 人見知りの少女小説家・高代槙生は、ある日突然、中学生の姪・朝とふたり暮らしをはじめることに。疎遠にしていた姉夫婦が事故で亡くなり、その葬儀の席で朝がたらい回しにされるのを見かね、勢いで連れ帰ってしまったのだ。
 35歳と15歳、ほぼ初対面の叔母と姪。性格も、生きてきた環境も違うふたりが、互いにまっすぐ向き合い、日々を重ねてゆく。そしてそれは、家族とも友人とも異なるかけがえのない関係へと変わってゆくーー
(『違国日記』パンフレットより)

 原作は、ヤマシタトモコさんの漫画で、なんとアニメ化も決定しているそうです。

 漫画は全11巻完結しているそうで、それをどこの部分のエピソードを拾って139分にするかというので、端折られてしまった部分も沢山あると思うのだが、それでもまぁ説明し過ぎないのも、余白も大事と思うので、私はこれはこれで楽しめました。後で原作読もう。

 分かり合えない前提で、それでも私はあなたをけっして踏みにじらない、という槙生ちゃんの言葉には確固たる信念が宿っていて、とても共感できたし、私も自分の子どもや、周りの親しい人たちに対して、果たしてそうできてるのか、と考えさせられた。私も日々上手く付き合えないことだらけなので、本当にもう主人公達の葛藤が身に染みる。

 これ以上はネタバレになるといけないので、このくらいにするけれども、姪っ子の朝ちゃん役の早瀬憩さんがめちゃくちゃピュアで良いので、この年代ならではのあの雰囲気を是非みんな味わうがいい!と思いました。

 他にも朝の友達役の子達もみんな良かったから、本当におすすめ。槙生の友人の醍醐さん役の夏帆さんとか、笠町君役の瀬戸康史さんとかも良かったよ。

 高校に入って朝ちゃんが軽音に入ってベースを始めるんだけど、その背負ってぴょこぴょこ歩ってる姿や、バンドでボーカルを務めることになってしまって、「あさのうた」というオリジナル曲を発表するんだけど、そのライブの様子もとても良い…とても心が潤うので是非。実はその曲の作詞作曲は元チャットモンチーの橋本絵莉子さんで、最高に良かったので、そこも見所です。

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