目標がコロコロ変わる人に足りないもの
「結果が出ないので他のことにチャレンジします」
起業のサポートをしているとこんな声を聞いたりします。
どんどん新しいことを始める人もいますし、それ自体は良いことだと思います。ダラダラ続けても結果が出ないなら、切り替えて別のチャレンジをした方が健全ですし。
ただ、そう言って新しいことを始める人の中には「実際はほとんどチャレンジをしていない」って人がいるのも事実です。
ビジネスを始めて最初にぶち当たる壁は「実績作り」かもしれませんが、その壁を超えられずに迷走しちゃうんですよね。
相手が本当に知りたいのは「実績」ではない
仕事を依頼する側は、その人の実績などを見て判断することが多いですよね。
カメラマンやデザイナーであれば過去の作品になるでしょうし、どんなクライアントと仕事をしていたかを公開している人もいます。
コンサルタントでは「クライアントの売上が○倍になった」みたいなものも実績の一つでしょう。
目の前に実績がある人とない人がいれば実績がある人を選びたくなりますし、これは仕方がないことです。
そこで陥るのが「最初の実績を作るのがめっちゃ大変じゃん」ってところです。
ただ、「実績のあるライバルがいたら選ばれないじゃん」と思考停止してはダメで。
考えて欲しいのは「相手が知りたいことは何なのか」ってところです。
相手が本当に知りたいのは「自分が求めるクオリティの仕事をしてくれるか」ですよね。
それを判断する上で分かりやすいのが実績なので、実績を聞いているに過ぎないってことです。
要するに、仕事としての実績がなかったとしても、自分のスキルを知ってもらえれば相手の判断材料にはなるってことです。
例えば、カメラマンやイラストレーターであれば自分が撮った写真やイラストをSNSにアップすることはできますよね。ブログを開いてギャラリーみたいにするのも良いかもしれません。
コーチングなど成果が形に見えない仕事は、知り合いにモニターを頼むことなどから始めても良いと思います。実践してフィードバックをもらうことを繰り返せばスキルも伸びて行くはずです。
そして、実践というリアルな経験から得られたことをSNSで発信すれば専門性のある人だと認知され、仕事に繋げやすくなります。
私の場合も、執筆の実績が皆無だった時期にブログの記事を見て執筆の依頼をいただいたこともあります。
ブログ記事がいわばサンプル商品になったんですよね。
もちろん、この声が掛かるまでにいくつも記事を書き続けていた訳ですが
すぐ成果に繋がると思わない
このように、無料や格安であれば自分のスキルを世の中に出すことはいくらでもできるんですよね。
しかし、起業の相談を受けると、やりたいことがコロコロ変わるという方もいたりします。冒頭でも書きましたが、少し試して成果が出ないからという理由で違う方向を向いてしまうんですよね。
これでは、いつまでたっても目に見える実績は生まれませんし、なかなか仕事として求められるようにはならないでしょう。
ハッキリ言ってしまえば、いきなりお金をもらえるほど起業というのは甘くないです。
世の中には「誰でも簡単に稼げる」みたいな情報商材もあったりしますが、有料noteを読んだりセミナーを見るだけで稼げるようになるなんてグレーなビジネスか夢物語のどちらかでしょう。
どんな仕事であっても、行動が伴わなければ実績にはつながりません。
地味で泥臭い努力をできる人が結果を出してるというのが現実ですから。
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