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【第1章】ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング

おまっとさんです!ふ菓子とサウナを愛するかねこです。
先日、自社コミュニティ”SHIP”内で輪読会を行いました。
輪読会のために作成した資料の内容をnoteにも書きたいと思います。

「輪読会」

輪読会ってなに?

輪読会ってみなさんご存じですか?実はわたしはコミューンに入社してから「輪読会」というワードを知りました。私同様に輪読会を知らない方もいらっしゃるかもしれないので参考になったサイトを共有します。

”人々が集まって、同じ教科書などの本を読み、その内容について意見を交わすことを意味する語。事前に決められた担当者が、本の内容を訳したりまとめたりしてから、他の参加者が理解できるように発表する形式がとられることも多い。”

引用:本を読む時間がない人必見!〜輪読会の効果を最大限アップするための秘訣〜

SHIPでは参加ハードルをさげるために「本を読んでいなくても歓迎!」「耳だけ参加歓迎!」としています。尚、SHIP輪読会では各章ごとに区切って行っています。その為、このnoteは第1章にフォーカスをした内容になっています。

このnotionは弊社のコミュニティメンバーが作ってくれました!

第1章 AWSを成功に導いた「コミュニティマーケティング」とは何か

マーケティングにとって「コミュニティ」が有益なワケ

「コミュニティってそもそもマーケティングに効くの?」と思っている方もいらっしゃると思いますのでまずはこちらをご覧ください。

引用:マーケティングにとって「コミュニティ」が有益なワケ

このようにコミュニティがマーケティングに有益な理由はいくつもあります。「え?どうやってやるの?」と思った方は是非、小島さんの本を買いましょう。とても詳細に書かれているので買って損はないです!

  ▼まだ未読の方は今すぐポチりましょう!▼

WHO・WHAT・HOWが大事

小島さんは学生時代にマーケティングに出会い、マーケティングでキャリアを築いていこうと思われたそうです。学生時代の指導教授が「誰に、なにを、どう売るかが大事なんだ」とおっしゃられたとこの本には書かれていました。その考えを今でも大切にされていることがよく分かる記事があったのでリンクを記載します。

Q)みなさんのコミュニティではWHO・WHAT・HOWは設計されていますか?

ユーザー会に参加して得た気付き

小島さんは新卒でコンピューター関連企業に就職した後に外資に転職をされています。その外資系企業で「XML」という言語に出会います。
XMLにはユーザー会があり、そこで小島さんはユーザー会の2つのポイントに気付きます。

①情報交換が活発なので自分が体験した以上のことを理解できる
情報を得ている人は積極的にアウトプットしている人だった

ユーザーコミュニティに参加!

勤めていた企業がアドビに買収され、そこでFlashという新しいテクノロジーに小島さんは出会います。Flashを業務のシステムに使うためにFlexというテクノロジーがあり、小島さんはその製品担当になられました。
Flexには日本にユーザーコミュニティがあり、ユーザーコミュニティでは知見と経験を共有する場としてすごく活発に活動されていたそうです。
ユーザーコミュニティがあった理由を小島さんは2つ挙げられていました。

①新しいテクノロジーにはユースケースがないからコミュニティでユースケースを共有し合うことができるから
②コミュニティがあれば情報が横展開するので色々な人がユースケースに触れることができる。その結果、自分ひとりで悩むことがなくなるから。

輪読会で資料を作っているときに興味深い記事をたまたま見つけました。

引用:コミュニティマーケティングの第一人者・ 小島英揮氏が訊く。「Pardotユーザー会」が国内最大級のMAユーザー会へと成長した理由

この記事に書いてあるようにSHIP(弊社のコミュニティ)でもメンバーが「他のSHIPメンバーの言葉って説得力あるからすぐに行動しようっていう気になる」と言っていました。

Sell through The Community(コミュニティを通じて売る)

引用:マーケターだからこそ陥りやすい、コミュニティマーケティング失敗に至る10のパターン

小島さんはSell through The Communityが大事な理由をこのように書かれていました。

「いきなり「種」を食べてしまうと広がっていかない。コミュニティを通じてどれくらい多くの「種」が展開させるか?が大事。」

引用:ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング

ここで疑問がわきます。どうしてコミュニティからコミュニティの外へ情報が発信されるのでしょうか?

その答えは「人は良いと思ったものは自ら薦める傾向にある」と小島さんは書かれていました。

この言葉を読んでわたしはハケンアニメという映画のことを思い出しました。

ハケンアニメは5月20日に公開された映画ですが公開当初は観客数が芳しくなかったそうです。しかし、ハケンアニメを見た観客が「この映画の素晴らしさをすすめたい!」「もっとこの映画を沢山の人に見て欲しい!」と思い、観客が宣伝マンになりました。
わたしは映画が好きで月に6本くらい映画を見るのですがハケンアニメは見ていませんでした。その理由はこの映画はアニメ制作の映画だと思い、アニメにあまり関心がないわたしは特段興味を惹かれなかったのです。
しかし、Twitterを見るとファンの熱量の高いクチコミを見て「すごく見たい!」と気持ちが変わりました。
(余談ですが池袋のシネマ・ロサで7月1日~上映するようなので一緒に見に行く人を絶賛募集中ですw)

さて、話が脱線してしまいましたがFlexの話に戻します。
Flexが成功した理由は3つあると小島さんが書かれていました。

①初期メンバーが良かった。
・受け身ではなく自らひっぱっていく姿勢の人だった。(反対に見返りがないと動きづらい人ばかりだと骨折しては大きくなりづらいということを知った)
②カルチャーが良かった
・いいコミュニティは情報を発信していくことが自信のプラスになっていくというメリットに気づいている人だったので自然とそういったカルチャーができたそうです。(故に=Sell through The Communityが可能になる)
③関心軸が良かった
・関心が技術だけだったらゴールが見えない上に自分へのベネフィットが見えない。しかし、コミュニティが大きくなることでマーケットも大きくなる=自分にも見返りがある、ということがメンバーにも浸透しているのが良かった。

小島さんはきっとこのときにメンバーでありながらも積極的に運営にも関わり、そしてコミュニティ運営の知見をインプットされたのではないでしょうか?とわたしは思っています。

こちらの記事にも「コミュニティを運営をするならユーザー体験をすることが大事」と書かれていました。わたしは今、複数のコミュニティに参加していますが小島さんのように運営にまで協力していないのでもっとコミュニティ体験を積んで色々と吸収したいと思いました。

この後、小島さんはAmazonに転職をしてコミュニティ界隈で知らない人はいないであろうAWSのコミュニティ運営を行います。

JAWS-UGの発足

小島さんはAmazonに転職をされたのですが驚くことにその当時は社員が小島さんしか居なかったそうです。

リソース(予算・人)もない状況だったのでまずはどのお客様からアプローチをするか?と戦略を練りました。

小島さんはセルフサービス(自分で学んで自分で使い出す人たち)をターゲットにし、コミュニティにてアプローチをすることを考えます。

コミュニティを立ち上げるのにあたり小島さんはリーダー探しを行いました。下記の記事にもリーダー探しの重要性が書かれていたので是非ご覧ください!

この記事にはリーダーの条件も書かれていました。

①新しいコトや情報に貪欲な人
②人に教えるのが得意な人
③人の話を聞ける人

引用:最初にすべきはリーダー探し

なんと2ヶ月かけて50人の方にお会いし、最終的に20名の方を中心にJAWS-UG(コミュニティ)をローンチさせたそうです。

JAWS-UGでは勉強会・懇親会・情報発信の3点セットをされてたと小島さんの本には書かれていました。わたしはというイベントで小島さんの講演を聞いたのですが、その時に小島さんが観客に行った情報発信の誘導が匠の技で衝撃を受けたのを今でも覚えています。

小島さん:「みなさん、スマホはもっていますか?お持ちの方は挙手してください。」
(観客ほぼ100%挙手する)
小島さん:「みなさんのスマホにはカメラ機能はありますか?ある方は挙手してください。」
(観客ほぼ100%挙手する)
小島さん:「みなさん、カメラがあるんですね。では、わたしの講演している姿を撮ってTwitterで共有してください。あとで見たいと思うのでよろしくお願いします!」

Bigbeat LIVE2019の講演にて

小さなYES取りとアウトプットする観客が行動するための理由づくりがすごく上手い・・・!と思いました。(影響を受けて何度か真似させていただきましたw)

伴走、マジ大事!!!

コミュニティってすぐに自走するものだと思っていませんか?
コミュニティ運営をしている方ならわかると思うのですが自走させるのって超大変ですよね。小島さんはエール代わりにこのように書かれていました。

最初は一緒に走る。場をつくり、スピーカーを探し、見つけたリーダーと一緒に走る。

どうやって場(文化)を作るのか?どうやってスピーカーを探すのか?リーダーの報酬は?など悩みは尽きませんが・・・ひとつ間違いなく言えることはコミュニティ運営楽しい!です。
100の苦労も1人のメンバーさんからの投稿で全てがチャラになるな~と思います。引き続き、DO IT!します!🦾

参加された方からのご質問

「リーダーへの説得の仕方はどのようにされたのでしょうか?
お願いした人が出たくない、恥ずかしいという感情があるかもしれないのでそういった方たちにどうやってお願いをすればいいのでしょうか?
また弊社がIT企業で基幹系システムを取り扱っています。使っている言語に関しては見せられないという場合もあるのですが、その際はどのように説得すればいいのでしょうか?」

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