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10年10万kmストーリー 第53回 日産スカイラインTI-E・X(1984年型) 37年58万4000km
そのスカイラインは、先に待ち合わせ場所に来てくれていた。
スカイラインと言っても、人気のハコスカやケンメリではない。アメリカの俳優ポール・ニューマンがCMキャラクターを務めていたことから“ニューマン・スカイライン”と呼ばれる、1980年代のR30型である。グレードだって、トップモデルのGTやRSではなく、TI-E・X。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44405669/picture_pc_36d95eb5c65d1aaacddb61c8376052c5.jpeg?width=800)
それでも、このスカイランTI-E・Xは1984年に新車で購入されて以来、37年58万4000kmあまりも乗り続けられているのである。
どんなクルマで、どのように乗り続けられてきたのか?
オーナーさんへのご挨拶もそこそこに、僕は停められた白いスカイラインTIに眼をクギ付けにしながら、前から後ろへ、後ろから前へと行ったり来たりしてしまった。
白いボディのあちこちに錆が浮き出ているのは、事前のメールのやり取りで教わっていた通りだ。フェンダーの端、ドアの縁などが特に目立っている。
「ここも錆びているんですよ」
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44404911/picture_pc_e04bc8a11af1f3e078671d470ea2f2e3.jpeg?width=800)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44404989/picture_pc_821e11c8986a12cae93904ae3427095b.jpeg?width=800)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44405067/picture_pc_049c526bc08bc27fa3b45815225d8472.jpeg?width=800)
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