2040年の人類が手に入れる3つの能力-テクノロジー革命の始まり

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こんにちは、カナイです。

今回のテーマは2040年の人類が手に入れる3つの能力です。

生物工学やAiなどさまざまなテクノロジーによって
私たちのこれからの生活は大きく変わっていきます。

この動画では、これから社会に出る可能性の高い、
主要なテクノロジーに加えて
2040年の人類がテクノロジーによって
手に入れる3つの能力について解説していきます。


ではいきましょう


能力1つ目:「身体能力を拡張できる」

→テクノロジーによって人類が進化する


テクノロジーを使う事で
視力や筋力、聴力といった人間の身体能力を
強化することができるようになります。

具体的には、

→バイオニックレンズによる視力強化
→バイオニック耳による聴力強化
→人口装具によるサイボーグ化
→ブレインマシンによる脳のコントロール
→遺伝子編集による知能や筋力の強化

などがあります。


・バイオニックレンズとバイオニック耳

カナダのブリティッシュコロンビア州にあるオキュメトリクス社
が開発したバイオニックレンズは、
つけると視力を調整でき、誰でも3倍の視力が手に入ります

このバイオニックレンズを使用するには、
かんたんな処置が必要です。
2mmほどの切開で目の表明にある水晶体を取り出し、
バイオニックレンズに置き換えます。

この処置はほとんど痛みもなく、
8分ほどで終わります。
このバイオニックレンズによって誰でも簡単に
3.0の視力を手に入れることができます。


また、2013年プリストン大学の研究者たちが
ハイドロジェルを使用した再生医療で人間のものに似た
バイオニック耳を3Dプリンターを使って作成しました。

ハイドロジェルには子牛の細胞が注入されており、
無線を伝導する銀の粒子と混ぜ合わされています。
子牛の細胞が成長することで軟骨になり、
コイルアンテナを包み込むことで骨の役割を果たします。

このバイオニック耳は1メガヘルツ~5ギガヘルツの幅広い周波数領域の信号
を受信することが可能で、
これは通常の人間の可聴範囲
20ヘルツ~20キロヘルツをはるかに超えています。

つまりバイオニック耳の方が通常の耳よりも
聞こえる音の領域が広いということです。


バイオニックレンズやバイオニック耳は、
健康面への被害などデメリットもあるのでは
ないか、という議論も起こっていますが、

こうしたテクノロジーがより安全で安価なものに
なれば、多くの人が自分の視力や聴力を
自由に調整できるようになり、
目が悪い、耳が悪いといった身体的な衰えは
過去のものになるかもしれません。


・人口装具によるサイボーグ化


人工装具ベンチャーのオープン・バイオニクス社が
デザインした3Dプリント義手(ぎしゅ)は
2015年、イギリスのジェームズ・ダイソン賞
を受賞しました。

わずか40時間で3Dプリンターを使ってプリント可能で、
電気筋運動記録センサーを使って筋肉の動きを検知して
手を制御することができます。

,DARPA社とジョン・ホプキンス大学の応用物理研究所は
電気事故で両腕を肩から失った男性に対して、
思考制御できるロボットアームを開発しました。

このロボットアームは体の神経と接続されているため、
男性が自分の思考に合わせて動かすことができます。


シンバイオニック・レッグは世界で最初の膝上の脚切断を
受けた人向けの生物工学脚で、
マイクロプロセッサ内蔵のヒザと足首を組み合わせることで
個人の歩き方に自動的に適合するようになっており、
装着者が転倒しにくいように設計されています。

足を失った陸上選手のサポートや
高齢者の介護目的に使われており、
実際に両足が義足の南アフリカの陸上選手が、
人工脚をつけて健常者の大会に参加し、
銀メダルを獲得したという事例もあります。

将来的にはこうした人口装具がより安価になって
3Dプリンターで簡単に作れるようになることで、
人間が身体能力を拡張するために自らをサイボーグ化していくかもしれません。



・ブレイン・マシンによる脳のコントロール


脳のコントロールにおいて注目したい
テクノロジーが、ブレイン・マシンです。

南カリフォルニア大学の外科医たちは
背中を撃たれて首から下が麻痺してしまった男性
の手術を行い、男性の脳内に2個のチップを移植しました。

この2個のチップは神経を通じてお互いに接続されるため、
男性は自分のロボットアームを自分の意志で制御することができ、

たとえば、ロボットアームでじゃんけんをしたり、握手をしたり、
飲み物を飲むといった行動を自分の意志で行うことができます。


経頭蓋直流刺激装置は、
装着した人の特定の脳部位の活動を促したり抑制したりできます。


アメリカ軍は、訓練と実戦で兵士の集中力をアップさせ、任務遂行能力を
高めるために経頭蓋直流刺激装置(tDCS)による実験を行っており、
実際に装着したドローン操縦士や航空管制官、狙撃兵の認知能力を高める効果
があることが確認されました。


最近では、脳科学の発展やテクノロジーによって「脳」に対する理解が進んでおり、

将来的にはブレインマシン(脳内チップや電極ヘルメット)をつかって、
人間の脳をある程度コントロールできるようになる
と予測されています。


例えば、何かに集中したいときは、集中力強化ヘルメットみたいなものをかぶったり、
寝たいのに寝れないときに、睡眠導入を助けてくれるヘルメットをかぶる、といったこと
が可能になり、「脳のコントロール」がビジネスとして生まれるかもしれません。



能力2つ目:「誰もが自分にとって最適な情報を手にできる」

→あなたよりもあなたのことを理解する個人用AIが誕生する


多くの学者や研究者が、2040年ごろには
「個人用AI」が登場すると予想しています。

この「個人用AI」はあなたの相棒のような存在になり、あなたの感情や価値観を学習し、
仕事や生活のサポートをしてくれます。

現代でも、amazonやNetflixでは、
AIレコメンドの技術が使われています。

あなたの購入履歴や視聴履歴からあなたの
好みや価値観をAIが学習し、あなたにとって
最適なものをお勧めしてくれます。

このように、現代ではAIがあなたの事
を学習し、理解することで、
あなたにとって有益な情報を提示してくれるようになりました。

そして未来では、AIがより進歩して高精度になり、
自分にとって最適な情報や仕事のサポート、感情の抑制を助けてくれるように
なります。

たとえばあなたが車が欲しいと思ったときに、
個人用AIに、「車が欲しいんだけど何かいいのある?」
と聞くと、
あなたの価値観や好みを学習したAI
があなたにとって最適な車を提示してくれます。

ホテルや飛行機を予約したいとき、
個人用AIに予約しておいてほしいと頼めば、自動で予約しておいて
くれるようになったり、
仕事上でのメールや書類、アポイントメントも、すべて個人用AIが
自動でやっておいてくれます。

また、ヘルスケアにおいては、AIが、血管内に投与できるマイクロチップ
センサーで体の状態(血糖値や血圧、臓器の状態)を管理し、
病気になる確率や適切な食事を教えてくれるようになります。


この個人用AIは単に情報を提示したり、仕事や体調のサポートをしてくれるだけではなくて、
あなたの感情を理解することもできるようになります。

たとえば「音楽を流してほしい」といえば、
気分が落ち込んでいるときは、優しい感じの音楽を流してくれたり、
気分が高まっているときは、激しい音楽を流してくれたりといった形で
あなたの感情に合わせた音楽を流してくれるようになります。


そもそもなぜAIにそんなことができるのか
というと、ここに科学が明らかにした残酷な真実があります。

それが「人間の情動や欲望は生化学的なアルゴリズムにすぎない」
という事です。

私たちの情動(感情の動き)や欲望(○○したい)は、アルゴリズム(データ処理の流れ)が
出した結果なので
AIがアルゴリズムを学習することで人間の感情の動きを予測したり、
あなたがどんな気持ちでいるのかを理解することは理論上可能なんです。

実際人間は自分のことをあまり理解していません。

誰かを言い争いをしてしまい、なんであんなことを言ってしまったんだろう
と後悔したり、
自分が将来どんな病気になるかも分からないし、
自分にとって、どんな食事や睡眠が最適なのかもわかりません。

でも個人用AIならあなたの行動や体調を分析し、あなた独自の価値観や
癖、性格をあなたよりも理解できるんです。

未来では、あなたよりもあなたのことを理解できる
個人用AIが誕生し、誰もがその相棒を使って、
自分にとって最適な情報を得られるようになるでしょう。



能力3つ目:仮想現実で生きられるようになる

→仮想現実に都市や国家が誕生する


2040年ごろには、私たちは現実すらも選べるようになり、
仮想現実で生きることが可能になります。

仮想現実というのは、コンピューターの中に作られた仮想的な
世界のことです。

仮想空間のプラットフォームとしてつい最近有名になったのが
「メタバース」です。

メタバースは、仮想空間の中でユーザー同士で交流や物の売り買いが
できるサービスで、ゲームやイベント、ビジネスにも活用されています。
個人的には、メタバースはオンラインゲームの延長線上でしかないので
すこし微妙かなと思っていますが、

最近ではApple vision pro といったAR型のテクノロジー商品も
登場してきています。

将来的には、VRやARといったテクノロジーがより進化し、より安価になることで
仕事を現実世界だけではなく仮想現実の中で行ったり、

映画は、見るだけではなく自分が主人公となって
映像の中をさまよう体験型になったり、

ゲームや動画においては、
映像内のにおいや感触までリアルに体感できるようになります。

仮想現実の世界での体験がより
リアリティになることで、現実世界と仮想現実の区別が曖昧になっていきます。

2040年にはおそらく現実世界の自分ではなく、
仮想現実の自分(分身)に仕事をさせたり、
仮想現実の世界メインで生きる(仮想現実で自分を表現する)人がでてくるのではないかと思います。


まとめです。

2040年の人類が手に入れる3つの能力


1 身体能力を拡張できる
→生体工学によって視力や聴力の強化、脳のコントロールができる


2 誰もが自分にとって最適な情報を手にできる
→あなたのことをあなたよりも理解した個人用AIが相棒になる


3 仮想現実で生きる力を得る
→仮想現実に都市や国家が誕生する


では今回は以上になります。じゃあね。

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