見出し画像

きっかけは元AV監督

 今までnoteはやっていなかった。Twtterの方が気軽に見れて使いやすく、わざわざnoteをやる必要もないなと思っていたからだ。そんな僕がどうしてnoteを始めたのか。投稿第1号はそんな内容にしようと思う。 


 12月某日、僕が行きつけの酒場に足を運ぶと先客が1人いた。席の都合上、隣にお邪魔したが、こちらから話しかけることもせずハイボールを注文してマスターと会話をしていた。「この人、元AV監督」。マスターからの突然の紹介。耳を疑いながら隣の彼女に目をやった。AVを作っていた人がこんなところにいるんだ、と少しテンションが上がった。性的な意味ではない。 

 最近、東京から越してきたという話をマスターから聞いていたが、実際にお会いするとは微塵も思っていなかった。彼女の話は面白かった。そしてポジティブだった。自分で自分のことを超絶ポジティブと言っていた。なるほど、作品を作るにはこういったメンタリティが必要なのかと感心した。

 酒が進むうちに僕の話になった。AV監督と比べると面白みの欠ける仕事に就いている。楽しいかと聞かれても疑問符が付きまとう。本当はスポーツライターをやってみたかったことを軽い気持ちで告げると、「取り合えず書け!書くだけならタダだ!」とお言葉を頂いた。厳しいとか、現実は甘くないとかいう意見はよく聞いたし、僕自身もそう思っていた。やってみろと言われたのは初めてだと思う。否定する空気ではなかったので二つ返事でnoteに登録した。「ちゃんと書けよ」。釘を刺された。真面目に書こう。手始めにスポーツの話から取り組んで、分野を広げていけたらいいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?