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「おやすみプンプン」の魅力

お久しぶりです。特にアイデアが浮かばずダラダラしていたらこんな時期になってしまいました。

早速本題に入りますが、おやすみプンプンという漫画をご存じでしょうか。浅野いにお先生の作品です。ソラニンの方が知名度的には上だと思う。
3年ぶりくらいに一気読みしたのでちょっと書いてみる。

2007年から2013年まで小学館の雑誌で連載されていた若干古めの漫画です。
ジャンルとしては日常系に分類していいのかな。いや、そこまでほのぼのはしていない。鬱要素があり、サブカル系御用達の漫画と言われることもあるようで。「プンプン」という名前の一人の少年の日常と成長を描いたストーリーということは間違いない。しかし週刊少年ジャンプのように読んでいてスカッとすることはない。性的な描写もあるけれど、そこに興奮することもない。

この漫画との出会いは3年前に友人に勧められたことだった。主人公とその家族の姿が鳩サブレ。そこだけ切り取ると面白そうですよね。でも内容は割と重め。ストーリーも難解で好きではない人が多いかもしれない。
それでも僕はこの漫画が好きだ。いや、好きというよりは魅力を感じているといった方が正しいのかもしれない。魅力を感じる割には読了した後に必ずと言っていいほど気分が落ち込むのだけど。

ハッキリ言ってこの作品のここが好き!と断言はできない。どことなく狂っている世界観かもしれない。キャラクターの変に人間臭いところや作中のセリフかもしれない。もっと言うならば主人公の姿に自分の姿が所々重なるところかもしれない。
例を挙げるとしたら頑固者、自分が可愛いだけ、めんどくさい人間、一人で突っ走るのは勝手だけど周りの迷惑も考えろ。適当でいいじゃん。この辺りは僕に言われているみたいで胸が苦しくなる。他にもいろいろあるが更に気分が重くなるので今回は書かないでおく。とにかくキャラクター同士の会話が重く、なんとなく正論を述べているように見える。中二病じみた説教と受け止める人もいるだろうし、そもそも何も感じない人もいるだろう。しかし、僕にはダメージを受けるという意味でクリティカルヒットだ。何なら人格を否定されている気にすらなる。

ここまでダメージを受けるということはやはり自分自身でめんどくさい人間だという自覚があるからだと思う。頑固で神経質で臆病者。もっと気楽に物事を考えることが出来たら楽だと思うが、そのようには育つことが出来なかった。故に主人公のプンプンにどこか姿を重ねてしまう。中身が自分に似た主人公という点が一番の魅力なのかもしれない。余談ですがプンプンの外見はジャニーズ系らしい。大違いですね。

一気読みして気分が重くなったので少しでも気を軽くするために書いてみました。多少は軽くなったと思う。それでも気分は重いのでこの辺りで終わりです。気になったらおやすみプンプンを読んでみてください。

それでは

おやすみ

プンプン

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