198_かけたしパズル・・・答えを見つけるためのトレーニングです。
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計算練習というと、答えは1つだけというイメージが強いのではありませんか?
2×8=> の答えは 16 以外にはありません。
ニハチ ときいて ジュウロク 素早く 反応できればいいのです。
これは 完全な 暗記再生であり、これができることが算数の力といえるかどうかは微妙ですね。
でも、
■ × ○ = 16 ■=? ○=?
となると、答えは1つではありません。 九九を知っていれば答えは見つかりますが、単純な暗記再生ではありません。九九が完全に覚えられていて、かつ九九の意味がちゃんとわかっていないと、
2×8、4×4、8×2が同じ16になることは、なかなかパッとはひらめかないのです。
この かけたしパズルは、そこにさらに たし算 の要素が加わります。
ボクは、九九を覚えたばかりの子どもたち(九九のよちよち歩きの段階)に、この手の問題を毎日練習させました。もちろん、一般的によくやっている九九練習(いんいちがいち、いんにがに・・・くくはちじゅういち)は、これはこれとしてやっていましたが、ある程度、これができるようになった段階で、このタイプの練習もやってもらいました。
今回のようなWEBアプリではなく、Excelで作ったドリルです。Excelで関数が少しわかる方なら、すぐに作れると思います。
WEB教材ではこんな感じです。 問題は自動生成されます。
横向き・斜めがかけ算 縦向きがたしざんです。
答えは、
となります。 子どもたちは、けっこう苦労します。算数の授業であれこれ試行錯誤しながら、答えを導き出すという思考作業にまったく慣れていないことも関係していると思います。
はじめは苦労していた子どもたちですが、やがてとても早く答えを見つけられるようになります。九九、たし算暗算のスキルもグングン高まります。スキルというより 数を扱うセンスというべきものなのかもしれません。
このアプリは、トレーニング用具としては、かなり使えると思いますが、今日、4年生の教室で、これをやってもらったところ、4年生でも最初は結構手間取っていました。(でもさすがに4年生、すぐに慣れました!)
ただ・・・一問正解するたびに、繰り返される単純なメッセージ、10問クリアすると、キャラクターがダンスする・・・
・・・これは不評でした。子どもたちは、生まれながらゲームに慣れ親しんでいる目の肥えたゲーマーです。
Rくんが、
「先生、もうちょっとステージが変わるとか、難易度がアップするとかするとか、キャラクターがかっこいいとかかわいいとかがあるともっといいよ・・・」とやさしくアドバイス(ダメだし?)をくれました。
教材の基本部分はボクが作って、盛り上げるために構成要素は、そういったことに長けた人が作りあげていくとアプリとしての完成度は飛躍的に高まることでしょう。・・・それは分かってはいるのですが・・・
カネッチの学舎の算数関連のアプリはまだまだあります。
そして今後も増えていきます。
こちらにもぜひお越しください。
★カネッチの学舎内 算数教材アプリの小部屋 → こちら
2022/02/18 カネッチ
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