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※ネタバレ※サカナクション「SAKANAQUARIUM アダプト TOUR追加公演」2022.01.30 in 日本武道館


サカナクション武道館。 アダプトツアー2本目の参加です。 ツアーファイナルのこの公演は、一郎さんいわく“音楽業界はじめての、2回のソールドアウト”とのこと。 (一度はソールドアウトしたけど… コロナ禍でのキャンセルを受け、その後リセール再販売で再びソールドアウト)


都合で行けない人に対してのリセール対応。
そして、リセールが成立しなかったらサカナクション側で買い取るという今回の対応は、少しやり過ぎではないかと感じるくらいオーディエンスに寄り添った。
いやいや、こちら側もそれなりの覚悟でチケット買ってますから、それなりに責任背負わせてくださいよ。と思ったりもするが…
この払い戻し対応は、本当に行きたくても行けない人にとってはありがたかったと思う。(払い戻したお金で配信を買うこともできるしね。)


そんなこんなで
満員の武道館で行われた今日のサカナクション。

私は2階席の最後方でしたが、それでも
とても満足な時間でした。
(NFメンバーでない者にとっては、2階席の最後方でもチケット取れただけラッキーなのだ。)


ライブははじまる。
少しシリアスに「multiple exposure」

新曲の「キャラバン」「なんてったって春」「スローモーション」と、季節を歌い
ここで
あっ、女の子、映像じゃなくて、ホントにいるんだ!と気づく。
雪の舞う中、ベンチに座り、傘を指す彼女はアダプトタワーにいる。

「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」で少し体を動かす。

続いて新曲「月の椀」では、一郎さんはアダプトタワーの中2階へ行き、歩きます。

そして「ティーンエイジ」
激しい心の動きを音と演技で伝える

「壁」で、何かを終わらせたような気がして「目が明く藍色」で、再生をはじめる。
「壁」が終わったあと、拍手1つ鳴らない静けさが数秒間産まれた。
“音”よりも“静寂”で会場の一体感を感じたのだった。

女の子と一郎さんが手を取り合い、何かが再びはじまる。

メンバーはアダプトタワーに登り「DocumentaRy」
そこに実際にある“アダプトタワー”

スクリーンに映し出されるデジタルな”アダプトタワー”
窮屈な閉塞的な世界を表現するそのタワーは
サカナクションの音楽によって命を吹き込まれるようだ。
暗転の中、メインステージに戻るメンバー。
緑のレーザーに囲まれ
片手を挙げて「ルーキー」
ため息出るほど、かっこいい。

ここからサカナクションのライブは止まらない。
前半にストーリーを組み込み
後半は真っ直ぐにライブをする。
演者を置いての本公演は
ミュージカルのようでもあるが……あくまで主役はライブなのだ。

「プラトー」では、ギター炸裂。
「アルクアラウンド」「アイデンティティ」と不朽の名曲達を惜しげもなく鳴らす。

「ショック」では、MVさながらのパフォーマンス。
なぜ、メンバーは笑わないでいられるのか?
続いても盛り上がりは止まらず「モス」

“まだまだ踊れますかー!!”と「夜の踊り子」
ダンサーを引き連れての「新宝島」

前半にブレーキかけてたオーディエンスのテンションを
これでもかというくらい盛り上げる。

足元にスモークが焚かれ本編最後は
「忘れられないの」
キラキラの紙吹雪は、今日のライブのハイライト
このキレイな景色は忘れない。



アンコールでは
“サカナクションは、15周年です。15年前の曲をやります。”といって「三日月サンセット」このアレンジがカッコ良い。
「白波トップウォーター」と、原点な曲たちが続く。

ライブに来てほしい!と、大きな声で言えない今を少し悲観しつつも
それでも、【アダプト=適応】する強い気持ちをライブを通して見せてくれた。

「ナイトフィッシングイズグッド」では、両手を上げて
今日と言う日にありがとう、とさよならを。

エンディングは新曲「フレンドリー」
「目が明く藍色」以来再び登場の女の子。
軽くなった女の子の足取りは、ライブは音楽は、‘何かを変える’と言っているようだ。
……というよりは、変わる‘きっかけ’となるのだ。
何も変えられないけど、何かを変える原動力となる。


“正しい 正しくないと 決めたくないな そう考える夜”
誰かにとっての‘正解’は、誰かの‘不正解’で
誰かにとっての正義は、誰かにとっては違うかもしれない。
簡単に他を否定したくないし、簡単に他から否定されたくない。

今、大切にしたいこと。
この歌にはある気がする。
すごく優しく、大切にしたい一曲だと思った。

スクリーンに映し出されるエンドロール
メンバーにそれぞれ拍手
チームサカナクションにもそれぞれ拍手

最後は
まるで映画のようでもあった。

ライブのできなかったこれまでの日々を
ライブを演っている今、この瞬間を
そして、これからのこの先を
サカナクションはいつも
今にしか出来ないことをする。
今しなければならないことをする。

ライブは必要だと思う。

ツアーは終わった。
でも、『アダプト計画』はまだまだ終わらない。
3月にはアルバム発売が待っている。

なんと!とてもワクワクするではないか!!
すごいぞ!サカナクション!


「SAKANAQUARIUM アダプト TOUR」2022.01.30 in 日本武道館

multiple exposure
キャラバン
なんてったって春
スローモーション
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
月の椀
ティーンエイジ

目が明く藍色
DocumentaRy
ルーキー
プラトー
アルクアラウンド
アイデンティティ
ショック
モス
夜の踊り子
新宝島
忘れられないの
[EN]
三日月サンセット
白波トップウォーター
ナイトフィッシングイズグッド
フレンドリー


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