自分が本当にやりたいことに向き合う 今日は起業を考えている方向け No.585
先日ご縁があって面談させていただいたのですが、今回は経営者ではなくこれから独立を目指すサラリーマンという方のお話です。同じように独立を計画されている方がいらっしゃれば参考になるかと思い、その内容をご本人に同意いただきシェアさせていただきます。
Hさんは30代前半の男性で、誰もが知っている都内の一等地にオフィスがある大手企業に勤務されています。これまでに営業職を上場企業3社で経験し営業としてのキャリアを積まれてきました。
特に求人に関わる仕事に取り組んでいく中で、キャリアコンサルタントとしての仕事にやりがいを感じだしたころ、クライアントからも独立を進める声を聞き独立しようかと検討されていました。
今年の4月に独立を検討されていましたが、このコロナの影響で延期され今一度プランニングをしなおすというタイミングでご相談にお越しいただけました。
これはある意味タイミングが良かったのではないかと私は思います。もし、もう少し早く独立していて、新規事業をスタートした瞬間にコロナになっていたら、かなり大変だったのではないかと想像できます。
これはまだスタートするなというメッセージで、しっかりと見直す時間が出来てラッキーだという思いで見直しを進めていただければと思いました。
事業の設計など話を伺う中で、もともと頭がよく営業の成績もしっかりと上げられている方が世の中のニーズもとらえ、ビジネスとしては上手く行きそうな感じがしました。
しかし、話を進めるとどうも違和感がありもう少し深掘りをして出てきたのが、消去法でビジネスを考えられているのではないかという点です。
本来起業というのは、何か強い想いがあり、この世界なら自分が輝けるという自信と期待をもって飛び込んでいくものだと思います。少し厳しい言い方ですが、Hさんはこのままサラリーマンを続ける気は無いので、とりあえず形になりそうなこの仕事でスタートしようという感じでした。
サラリーマンをやっていると確かに人間関係や仕事の内容など大変なことが多く、「なんか違う」「俺の仕事はこれじゃない」という思いを抱く方は多いと思います。しかし企業の理由がそこから逃れるためだと結果として一定のレベルまではうまくいっても、その後は中続きしません。
というのも経営者にもサラリーマンとは違う苦労が山ほどあります。すべて自己責任としてやっていくにはそれなりの覚悟が必要です。
また、優秀な方なので、ある程度事業としては上手く行きそうな気もしますが、一定の規模になると、今と同じ「なんか違う」という思いが生まれるのは目に見えています。
達成志向の強い方なので「業績を上げ続けること」が目的でも進んでいけると思うのですが、事業を行う想いの燃料がこれだけでは途中で燃え尽きてしまいます。
せっかく独立するのであれば「どうしてもこれがやりたい」という強い想いや、「好きでしょうがない」という気持ちが無ければ続きません。
「なんのために」という仕事をする目的が明確であればあるほど事業に取り組む力も大きくなります。
特に令和の時代になり、コロナの感染が広がり世の中の様相が一気に変わりました。今は本当に好きな事を仕事にしていく事が結果として、より多くのかたを幸せにできるようになります。
これからはこころの時代なので自分の心がより喜ぶ生き方や仕事に取り組めばよい時代になりました。本当に自分のやりたいことを見つけて、そこに向かって進んでいきましょう。
Hさんと話していて見つかったもう一つの課題が、本当にやりたいことが何かわからないという問題です。東京でサラリーマンを長くしている方に多い病ですが、多くの同質的な方と同じように生活し、すり減っていく中で、自分のやりたいことが見つからなくなってしまうという状態です。
今回はここを宿題として出させていただき、自分が本当にやりたいことが何かを見つけられるように自分に向き合ってほしいとお伝えしました。※簡単に向き合う方法もお伝えしました。
どのような原石を見つけてこられるか楽しみですが、またお話を伺うのを楽しみにしています。
皆さんも生活に疲れてすり減っていたら少し自分自身を見直してみてはいかがでしょうか。今は本当にやりたいことが実現できる時代です。日々を充実させるために自分がやりたいことを見つけて取り組んでいきましょう。
今日の一言
自分が本当にやりたいことを見つけて取り組む
成長するための実践行動
自分が本当にやりたいことに向きあう
好きな事・趣味・褒められたこと・長時間取り組んできたことを振り返る
自分がわくわくしている姿をイメージする
何にわくわくしているかを考える
こんなセッションも行っています。
ご希望がありましたら、こちらからどうぞ。
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