退位式で想うこと。
2019年4月30日、こちらは平日の火曜日で、ごく普通の日常が展開されています。朝、息子を学校に送り、NHKワールドプレミアムで日本の「今」を観させてもらいました。
平成という時代が終わり、令和という時代を迎える、ということ。
西暦だけしかないこの国に比べて、時代の違いが明確になるので、とても感慨深いものがあります。
今日、静かに平成を振り返ってみた時、平成が始まる前の年にこちらに留学して、翌々年の秋に結婚したので、ちょうど「平成」と共にこの国を選択し、歩んできたことに気が付きました。
それも近くて遠い国へ、「日本」という国を背負って、「日本人」として生活してきたのです。
「少しでも未来の関係に、プラスになれれば・・」
と、大それたことを考えながら、国というものを意識せざるを得ない環境の中で生活してきました。
実際、息子が幼稚園の時に「お母さんはなんで日本人なの?イギリス人やフィリピン人の方が良かったのに。」と言われた時は、「本当にここでやっていけるのかな・・」と、つくづく思ったものです。
そして今日、天皇陛下の最後のお言葉を聞きながら、なぜか涙があふれて止まりませんでした。(一部、拝借いたします。)
即位から三十年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。明日(あす)から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。
まず、天皇陛下の日本への想いや、日本人一人ひとりへの想いによって、実は「自分も守られてきたんだ!」ということを、実感させて頂いたのです。
常に祈って下さったからこそ、私も頑張ってこれたんだなと思いました。
そしてまた「我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。」というお言葉を通して、退位されてからも日本を始め、韓国や世界の人たちへも引き続き祈られるんだなと思い、涙を止めることはできませんでした。
今までも、これからも、「祈り」そのものでらっしゃるのですね。
これからはどうか、ごゆっくり、おやすみになられて下さい。
今まで本当にありがとうございました。
拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡