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読み書きそろばん、人間の勉強の基礎は国語、国語の勉強教室で母語である日本語を大切に

 国語はすべての勉強の基礎。
 人間が人間であるのは、言葉を使うからだ。言葉によって人間は思考し、社会で生きている。
 読み書きそろばんが人間の社会に生きる基礎だ。社会で生きるためには、言葉を読めて書けて、算数ができる。数学じゃなくて算数でいい。それで生きていける。算数は言葉によって学ぶ。

 読み書きの前には、話して聞けなければならない。言葉を聞いて覚えて使える、話せるようになる。その基礎になるのが母語だ。
 日本人の母語は日本語だ。生まれたときから日本語を聞き、日本語によって「言葉」の仕組みを脳が覚えていく。そのシステムを使って英語などの外国語も学習できる。自然に身についた言葉が「母語」だ。ところが、今の日本の教育は、日本語を十分覚える前に英語を教えようとしている。日本語をおろそかにしている。
 大人にしたって、メールやラインでは、日本語が簡略化される。私も「了解」は「り」で済ますことが多い。だって、スマホに打ち込むのが面倒だから、早くて簡単な方がいい。
 了解、すなわち「わかった」と答えても、元気な大きな声で言っているのか、嫌そうな表情で言っているのか、スマホの画面からは知ることができない。そんな感情を言葉で説明しようともしない。「り」で終わらせてしまう。ますます日本語が貧弱になる。

 すばらしい日本語を覚えよう。読み書きの「読み」だ。声に出して読んで覚えれば「書き」の力もつく。
 んっ、「偉そうなことを言っているオマエの文章はどうだ」。確かに。でも、私より下手くそな文章はいっぱいある。文章になっていない文がいっぱいある。
 noteに文章を書いている人たちは、「読み書き」に優れている人が多い。だからあまり感じないかもしれない。すばらしい文章がある。だが、今の世の中、文章を書けない大人は、嫌になるくらい多い。

 だからこそ、日本語をもっと知ろう。日本語を使った国語について、いろんなことを学んでいこう。

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