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四つ花のキンモクセイが

 キンモクセイの花は、甘い香りを漂わせ、花びらが四つに分かれている。
 そんな今年のキンモクセイの花も終わろうとしているとき、こんなネット記事を見た。
 キンモクセイの花びらは四裂だが、時々三裂や五裂のものがある。
 しあわせの四つ葉のクローバーは、普通は三つ葉だけれど、時々四つ葉があり、見つけたらしあわせになると思われている。
 キンモクセイも、三つ花、五つ花を見つけたらラッキーだ、という記事だ。
 おお、そんな花があるのかと、もう枯れかけたキンモクセイの花を見に行った。

 あっ、あった。
 三つ花だ。

 うわあ、ピンボケ。どうしようもないピンボケだけど、証拠写真として載せておく。

 おおっ、五つ花もある。

 これまたピンボケだ。
 接写機能がないのでピンボケだらけだけど、わかってもらえるだろうか。
 発見したうれしさを共有したくて、本当なら載せたくないような恥ずかしい写真を載せる。
 もっときれいに写せる花はないかなとさがすけど、散りそうな花ばかり。

 いやいや、キンモクセイはもう一度咲くこともある。一度花が枯れても、もう一度花を咲かせることがあるのだ。今年、もう一度観察するチャンスがあるかもわからない。
 そんな記事を以前noteに載せたが、どこで紹介されるのか、今でも読まれることがけっこうある。うれしいかぎりだ。


 キンモクセイを探して歩いていると、散りかけのキンモクセイではなく、まだイキイキとしたヒイラギモクセイの白い花があった。
 色は白いが花びらの形はキンモクセイと同じなので、接近して観察した。
 おっ、三つに分かれた花びらがある。
 ヒイラギモクセイも同じなのか。三裂がある。(わかるかな?)

 ん、ん。おお、おおっ、五つに分かれた花びらもある。
 やったー、すごい。(写真はこっちもピンボケ)


 普段見ていても、注意して見なければ気がつかない発見。
 そういえば、オレンジの花のキンモクセイを観察していたら、白い花の塊もあった。

 今まで目に入ることもあっただろうけど、意識していなければ心に残らない。キンモクセイはオレンジの花だとばかり思っていたが、木によってはオレンジの濃さが違う。それとは別に、白い花の枝がある。その枝だけ白くなっているのだ。


 ちょっと意識するだけで、いろんなワンダーが発見できる。
 遠くへ行かなくても、身近なところに発見はある。新しい発見は心をわくわくさせてくれる。

 わくわくを求めて、次のキンモクセイの開花を楽しみに待ちたい。 


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