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フジの実がひょろりと揺れる夏の朝

ふじが青き葉の中れる朝

 大きな房でフジの花を咲かせていた藤棚に、花が散り、葉を茂らせ、実ができていた。
 時の流れを感じる朝。

 実を見ると、改めてフジはマメなのだなと思う。フジの実は、ソラマメを引っ張ったような質感をしている。
 花のときも、一つ一つの花を見れば、まさにマメ科の植物だ。小中学校の理科の観察で、フジの一房を持ってくれば、クラス全員がマメ科植物の観察ができる。
 自然がいろんなことを考えさせる。

藤棚ふじだな青葉あおばおおわれ日差ひざけひょろりと長き空豆そらまめれる


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