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孫の顔を見たい。

子供の成長を見届けたい。

新しい時代の変化を体験したい。

人として「少しでも長く生きたい」「長寿を全うしたい」という想いを抱くのは、単なる生存本能とはまたちがう、好奇心のようなものが根っこにあるように思う。

その意味で、2002年7月19日生まれの青年の成長をできるだけ長く知りたい、というのも同じ並びにある感情ではないか。

少なくとも、ぼくは藤井聡太さんがどこまで成長していくのか、この目でみたい。

そのために、できるだけ長生きしたい、とまで思っている。

藤井聡太が60歳になる頃、自分は88歳。

うん、これなら何とかなりそうだ(笑)

「藤井聡太さんの成長を見届けたいんや!」(星野仙一風に)

もちろん、カミサンと一人息子の行く末をずっと見守りたい、というのが人生最大の願いだけれど……。

リビングでパソコン

藤井聡太さんの歩んでいる道について

将棋の棋士、藤井聡太さんは前人未踏の道を目下、爆走中だ。

いや、すでに空を飛んでいるかも知れない。

野球の大谷翔平選手のように、過去のレジェンド、現役のトップ中のトップが打ち立ててきた記録を次々と塗り替えている。

そして、2021年から2022年にかけて、さらにタイトルを増やしていく可能性がある。

将棋の世界にはタイトルが八つある。

日本将棋連盟が定める序列順に並べると、竜王(りゅうおう)、名人(めいじん)、王位(おうい)、王座(おうざ)、棋王(きおう)、叡王(えいおう)、王将(おうしょう)、棋聖(きせい)。

このうち、藤井聡太二冠はすでに王位と棋聖の二つを持っている(2021年9月3日現在)

さらに、竜王と叡王に挑戦者として戦っており、これらを勝ち切れば四冠を達成、というところ。

もちろん、現タイトル保持者の豊島竜王・叡王も大きな壁として立ちはだかることは間違いない。

実際、叡王戦は二勝二敗の五分で2021年9月13日(月)の最終局(第五局)を迎えることになっている。

最終戦までもつれたことで、先手、後手が当日決まる、というのも熱い。

仕事が終わったら、スマホのアベマアプリ(動画配信アプリ)にかじりつくつもりだ。

将棋のタイトル戦がネット中継される時代に生まれてよかった

そうなのだ。

将棋のタイトル戦がネット中継される時代に生まれて、本当に良かった。

しかも、スマホでさえ楽しむことができる。

タイトル戦の決着は、だいたい夕方から夜、白熱すれば深夜となる。

平日でも、土日でも、これは大体同じだ。

だから、仕事帰りにクライマックスを迎えている局面を楽しめる。

また、アベマ(Abema)は有料会員に「藤井カメラ」「豊島カメラ」など、各対局者に固定したカメラを用意している。

もうすぐ手を指しそうなときの動きや表情、終局直前の二人の様子などを移動中、通勤中にさえ見させていただけるのがお気に入りだ。

将棋盤と駒・王将と金銀

ここまでの竜王戦の予選は熱かった

アベマテレビ(Abema TV)は竜王戦の放送権を持っているので、これまでたくさんの予選を放送してきた。

そして、その中には藤井聡太二冠の名局、話題の一手とされているものが多数ある。

特に、この二つは一般のニュースで取り上げられることもあったくらいだ。

名局賞特別賞:第34期竜王戦ランキング戦2組準決勝(2021年3月23日)

升田幸三賞(第46回):藤井聡太 第31期竜王戦5組ランキング戦決勝 対石田直裕戦(2018年6月5日)の76手目△7七同飛成」

「▲4一銀」という藤井聡太二冠の妙手が生まれたのが、第34期竜王戦ランキング戦2組準決勝、松尾歩八段戦だった。

この試合(対局)も、仕事が休みの土曜日ということで、ちょうど生でアベマの生放送を観ていた。

AIが示した手を指せるのかなあ、どうなんだろう、と長考を眺めていたところ、本当に指した時は心底、驚いた。

ただ、松尾八段は、藤井さんが長考に入ってすぐ、この「▲4一銀」に気づいた、とアベマの特別番組(タラレバ検討会)の中でおっしゃっている。

ああ、トップ棋士は何というレベルで戦っているんだ、と感嘆するばかりだ。

知れば知るほど、先を見たくなる将棋の未来

マンガにしてもアニメにしても、続きが気になる長寿作品がある。

そして、今の将棋界は、まさにそれを越えようとしている。

おかしい。

出来すぎだ。

それくらい、今の日本将棋界は次の展開が気になって仕方がない。

ドラゴンボールでいえば、まだ3巻の天下一武道会あたりのワクワク感がずっと続いている感じだ。

あるいは、アベンジャーズのような多士済々の物語。

自分の人生も面白い展開が満載だけれど、これからも藤井聡太さんから目が離せない。

あー、長生きしたい、ほんとに。

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