2023なでしこリーグ1部 第6節「静岡SSUボニータvs伊賀FCくノ一三重」超主観的振り返り
ナイスゲーム!
それだけにゴールが、勝ち点3が欲しかった!
2023年4月22日、プレナスなでしこリーグ1部の第6節。静岡SSUボニータはホームゆめりあサッカー場に伊賀FCくノ一三重を迎え撃ちました。
現地ゆめりあで観戦。
伊賀FCは、リーグ得点数・失点数共にベスト1位の超強敵だけに厳しい戦いが予想されましたが一進一退の好ゲーム。スコアレスドローで勝ち点1を分け合いました。
前節、朝日インテック・ラブリッジ名古屋戦では、今季初先発だった加藤弥紀のゴールで先制しましたが、後半から名古屋の猛攻を防ぐことができず1-6という大差で敗退したボニータ。
今節はその敗戦を引きずらないか心配でしたが杞憂でした。ボニータの選手達は強敵相手に果敢に攻め守り切りました。
今後、今節のような試合を勝ち切る実力がついて欲しいですね。そうなれば上位進出も見えてくると思います。
ゆめりあレポート
前日までは、もう夏か?と思うくらいの暑さだったのですが、試合当日は一転して気温が急降下。試合開始直前には若干の小雨も降った磐田市。肌寒いコンディションとなりました。
エスコートキッズとキックインセレモニー
今回は事前に募集があった小学校低学年以下の子供達によるエスコートキッズによる選手入場と、キックインセレモニーが行われました。
子供達はボニータのユニフォームカラーのサックスブルーに合わせたシャツを着ていたんですが、殆どがジュビロ磐田のコンフィットTシャツを着ていました。さすがは磐田の子供達。
選手からも「かわいい、かわいい」という声が聞こえる和やかな雰囲気で試合前のセレモニーが行われました。
高島絢音選手の横断幕お披露目!
高島絢音選手は今年3月に静岡産業大学を卒業し、4月からは株式会社ジュビロに勤務しています。
ジュビロサポーターの私としてもボニータの選手がジュビロの仕事に関わっているのは嬉しい限り。
今回ジュビロが高島絢音選手の横断幕を作成し、今試合がお披露目となりました。
杏林堂のパンが美味すぎる!
今回も渡辺彩香選手が勤務する杏林堂薬局袋井下山梨店のパンが販売されました。
私は12時の開場間もなく現地に着いて、すぐに販売ブースに行ったのですが、既に「クロワッサンメロン」は残り3個!売り切れ直前だったので危なかった・・・。
前回も食べた「エビとアボカドチーズの焼きカレーパン」と共に、試合前の昼食タイム。カレーパンは安定の美味しさ。クロワッサンメロンは、食感がクロワッサンを思わせるような感じながらしっかりとメロンパンの風味があってこれもまた美味し!
スターティングメンバー
前節名古屋戦からスタメンを3名入れ替え。彦坂桃花、渡辺彩香、小野田果歩がスタメン復帰。
毎回ジョーカーとして後半に爆発力を発揮する山本心がベンチ入りしました。
三輪玲奈が右サイドを駆け上がる
前半13分、自陣でボールを受けた三輪玲奈がドリブル開始!
右サイドを敵陣深くまで駆け上がります。秦美結選手と西林里恵の2人がマークにつくものの相手ボックス付近まで粘ってドリブル突破します。
最後は秦選手にボールを奪われましたが、開始早々から積極的な攻撃姿勢が見られたので期待が膨らみます。
前半ボニータが攻める!
攻守に高いレベルの伊賀FCに対し、ボニータは前半から積極的に攻撃を仕掛けます。
前半14分、日野李保のクロスボールに小野田果歩がボレーシュート!これはクロスバーを越えます。
前半33分、塩澤優がミドルシュート。
前半34分、日野李保がボールの奪い合いから粘って小野田果歩にボールを出し、三輪玲奈が受けてGK後藤優香選手と一対一。しかしGKに阻まれます。
そしてメチャ惜しかったのが、前半36分。高島絢音のフリーキックに対し、日野李保がヘディングで飛び込む。しかしあえなくクロスバーを叩く!
先制点を奪える絶好のチャンスだっただけに思わず叫んでしまいました。
この前半30分以降でのボニータの攻撃は見ものでした。残念ながらゴールを割ることができなかったのが悔やまれますね。
元ボニータ藤田桃加
現地ではボニータのゴール前に俊足飛ばして駆け上がる伊賀FCの背番号17のFW藤田桃加選手のプレーが目につきました。
特に前半12分にボニータゴールに襲い掛かるシーンは危なかった。
試合後にYoutubeで改めて試合を観たのですが、実況の栗田さんから藤田 桃加選手は元ボニータの選手であることが紹介されました。
ボニータには2015~2021年に所属。磐田東高校出身。中学時代は陸上に取り組み、県大会優勝も果たしたそうです。
全く知らず現地で観ていました(汗)
伊賀FCのホームページの選手紹介を見てみると今季対戦が楽しみなチームとして、やはりボニータを挙げていました。対戦して非常に怖い存在でしたね。
後半は伊賀FCがギヤを上げる
後半の序盤もボニータが攻めます。47分に敵ゴール前で混戦からゴールを狙うボニータでしたが、伊賀FCの守備が固くシュートさせてくれません。
しかし、62分に伊賀FCが竹島加奈子選手、平田ひなの選手を投入した辺りから流れは伊賀FCへ。
ボニータも63分に山本心、75分に金丸翔子をピッチに送ります。
76分、伊賀FCのコーナーキック。ボニータがクリアするものの途中から入った竹島加奈子選手が左足でシュート。GK髙橋美春がジャンプ一番両手で弾く。しかし今度はまたも途中出場の平田ひなの選手がボレーシュート。髙橋美春は両手でパンチング。そして高島絢音がクリア!
この試合最大のピンチ。このプレーを凌いだのは大きかったですね。
高島絢音・金丸翔子の連続攻撃!
78分、前線へ供給されたボールに合わせて山本心が裏へ突破!この突破力は本当にボニータにとって武器になります。しかし、GK後藤優香選手がボックス外で防ぐ!
そのこぼれ球に対し高島絢音と伊賀FCキャプテン秦美結選手が駆け込んでくる。秦選手が一瞬早くボールを蹴りますが、高島絢音が奪ってGKがいないゴールに向かってシュート!
しかし伊賀FCのDFが防ぐ。さらに金丸翔子がシュートを放つもこれも防がれます。
ボニータの大チャンスだったんですが、伊賀FCのDF陣も必死に守ります。なんとも惜しいシーンでスタンドもめちゃ盛り上がったんですが、ここでも伊賀FCのゴールを割ることはできませんでした。
最後の大ピンチ直接FK
スコアレスで迎えた試合終了目前の81分、塩澤優が自陣ボックスギリギリでハンドを取られ直接FKの大ピンチ。
村上日奈子選手のキックはボニータの壁に当たり、再度下條彩選手が蹴り込むも、日野李保が身体を張ってブロック。秦美結選手がゴール前に蹴り込む、そのボールに西林里恵がシュート!しかしGK髙橋美春も身体を張ってセービング!
日野李保は、みぞおち辺りでボールを受けたためしばらく起き上がれませんでした。高橋美春も苦痛に顔を歪めます。非常に激しい攻防に、観ているこちらも茫然。それにしてもよくぞゴールを割らせませんでした。ナイスファイトでしたね。
ゆめりあには試合終了のホイッスルが鳴り響き、スコアレスドローで試合終了となりました。
総括と次節に向けて
攻撃力、守備力共になでしこリーグトップの実力を有する伊賀FCに対し、何度も決定機を作り、身体を張ったプレーで守り切ったボニータ。
緊迫したナイスゲーム。非常に面白い試合でした。
それだけに1点でも奪って勝ち点3が欲しかったですね。このような戦いを続ければ、勝ち切れる試合も増えてくるのではないでしょうか。
WOM(WOMAN OF THE MATCH)には、上柳歩美選手が選ばれました。
今季初めての無失点試合。しかも伊賀FCから守り切ったのは収穫だと思います。
次節は、4月30日、アウェイで大和シルフィードと対戦します。勝ち点3を奪って磐田に戻って来ることを期待しています願ってます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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