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【社会の荒波に揉まれ洗脳された話②初めての新興宗教 その名も顕正会】

〖端書〗

皆さんどうも、勢いで始めたこのシリーズ。
前回は私が入信したくだりを書きました。

職場関係者からの宗教勧誘は、企業によっては規則で罰せられる場合があったのに。
先輩Aさんは、恐れなかったのか…。

ブログにも書きましたが、職務専念義務や就業規則でアウトを食らうことがあるのです。

当時は若く経験も浅く知識もない。
されるがままに、入信してしまいはじめた新興宗教ライフを思い出しながら書いていきます。
今回はほぼ説明になるかも……………🙏💦











〖その名は顕正会〗

前回名前は出さないと書きましたが、内容で大体組織が分かるし注意喚起をしたいので、名前を出しました。何か問題があれば修正します。

まさしく私は元顕正会でした。
皆さんは、富士山の写真が写った新聞を配ってる人を街中で見た事ありませんか?
正しくそれが、顕正会です。

日蓮宗の集団で元は「妙信講」と名乗っていました。しかし、創価学会との対立で日蓮正宗を除名処分を受けあと「日蓮正宗顕正会」となのり、後の「冨士大石寺顕正会」と改名しています。
オフィシャルじゃないんです。自称的な感じですね。伝統宗教ではありません。

「日蓮大聖人に背くと日本が滅ぶ」がうたい文句。
自然災害や社会問題は日蓮大聖人を信じないからだと言う主張があります。
そして「国立戒壇(こくりつかいだん)」を掲げ日々活動してるようです。
国立戒壇とは、「戒壇」と言う僧侶になるための「戒」を受けるためのものです。それを国家で建立し管理すると言う意味だそうです。

因みに、日蓮の御書には国立戒壇と言う言葉は出てきません。後に第二次世界大戦前の宗教家・田中智学という人物が唱えた事が始まりです。
それが、日蓮宗にも取り入れられたそうです。

誘拐まがいな強引な勧誘や、創価学会施設襲撃など何かと問題視されがちです。
話しかけられて気づいたら、勧誘されたなども……。
学校内で、顕正会員の学生が勧誘活動して問題視されるという話もあるそうです。

日本各地に顕正会の会館があり、定期的に勤行(ごんぎょう)(※仏前でお経を読むこと)や集会が開催されています。
コロナ禍ではどのようになっているかは不明です。
内部には、「芙蓉茶寮(ふようさりょう)」と言われる食堂があり、食事をしたりしながら顕正会会員と交流をしたりします。

会員の組織構成は男子部、女子、婦人部からなり、そこから細かく別れており班になっています。
うろ覚えですが、地域ごとに分かれそこから「○○(班長の名前)班」と言った感じです。
芙蓉茶寮で、同じ班の人と一緒に顕正会新聞を読み合わせた記憶があります。














〖広宣流布、立正安国論って何?〗

顕正会関連をみていると、「広宣流布(こうせんるふ)」「立正安国論(りっしょうあんこくろん)」という言葉をよく目にします。
私も信者時代に新聞や集会でよく耳にしていましたが、よく分からずなんかすげぇな。(笑)で終わってました。
脱会してから、意味を調べるという謎な行動(笑)

という事で、私なり調べて解説します!!


➤広宣流布とは

法華経の教えを広く流布する事。流布とは広く物事広めることです。
行ってしまえば布教ですね。
Wikipediaによれば、日蓮正宗における広宣流布とは
日本の人口の3分の1以上の割合が、純粋な信心を持ちお題目を唱えれば広宣流布が出来たとみなされるそうです。
なるほど。そういうことか…



➤立正安国論とは

立正安国論。私は、なんとアホでして「安国」を「暗黒」と勝手に解釈してしまい、なんだかすごくヤバイもの。と思ってましたw
いや、全く違いますね。この思想は鎌倉時代、日蓮があらわした仏教書で、「法華経こそが正しい仏教で、これを信仰し国を治めるべき」と当時の将軍・北条時頼に伝えたといわれるものです。
この仏法に従わなくば、他国からの侵略や自然災害などが起きると言われているとの事です。


そういえば言ってたなぁ、疫病、他国からの侵略、国政難はそのうちあるみたいな事。
新聞にデカデカと書いてましたねぇ〜。
確かにいつだって疫病とか自然災害はいつでも有り得ますから。そりゃぁ不安になりますよね。

と言った感じで簡潔にまとめてみました。
調べていくと訳分からなくなって来ました(笑)
私の頭が足りないのか…… 










【いざ入信。そこで見たものとは】

さて、晴れて顕正会員になった私は、先輩や周りの会員の言われた通り、朝と夜の勤行を健気に行い
貰った新聞に目を通し、集会で顕正会が開催する大会のビデオ放映にも参加してました。
これはまた、今では考えられないくらいに熱心に念仏唱えてました(笑)

片道約1時間かけて、会館に足を運んだりしてました。
大会は女子部、男子部、高校生などのくくりで開催されたり、地域でも開かれていました。
内容はうろ覚えですが、南無妙法蓮華経を唱えたり体験報告というものがあり、会員数名が顕正会に入り信心する事でこんな功徳がありました!というものを発表するものです。
顕正会を否定したり拒否したりなど、背いた人の罰がどうだったとかも話されることがあります。

重い病気が奇跡的に治ったり、学業や仕事の成績がありえないほどいい成績が出せました!みたいな感じでした。

当時は①の記事で書いたように、仕事での悩みやプライベートの悩み。
色々重なって病みに病んでました。先輩を通じて、同じ会員の人と交流を重ねていて、ある時は会館の食堂的な場所である、芙蓉茶寮で新聞を読み合わせとたり、少し遠い会館へ車に乗せて頂き同行していました。

みんな持っている悩みは違えど、ここにいる同志。
メンバーはやさしく暖かく接してくれてました。
それが救われたと思っていたのです。
顕正会と関わり、勤行を行って行く中で出来た繋がり、居場所だと思っていました。

宗教というと、どうしてもオウム真理教の事件が頭を過り、タブーなイメージ強いですよね。
なんか、イメージとは違って優しい人もいるんだなって思いました。

集会へ行くと、自分が所属している班意外の会員も勿論参加しているわけで、老若男女様々な人がいました。
今思えば、集会をする部屋の雰囲気は重たくかんじます。物ものしい感じでした。

ただ、幸せになりたい。救われたい一身で参加してました。











〖あとがき〗

とまぁ、こんな感じでした。懐かしい(笑)
色々調べたり、当時の記憶を思い出したりしてたらこの記事を書き始めたのが3月。
今五月…かなり時間かかりました……。
人生のネタである宗教信者時代。いやぁ。
大きな経験でした。

未だに該当で勧誘している人を見るとなんとも言えない心境です。
信仰の自由だし、一理あるかもな。なんて思いましたが、カルト宗教はマインドコントロールで、自己判断を出来ない状態にされたり、教団の理念の為なら違法行為も行う場合がある。

いや、ダメだ!!カルト宗教反対!!

次回に続く!!

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