艦これ運営のC2機関は10年目にして、もはや「艦これの売り方」も忘れ去ったようだ

かつて艦これの熱心なファン、
いわゆる「信者」と呼ばれる層はこう言った。

「軍艦に関係のないコンテンツを売り出すなんて非常識だ!」
「艦船擬人化コンテンツなら軍艦に関連したことをやれ!」

まったくもってそのとおりだと思う。
かつて「提督専用トイレットペーパー」なるものを考案し、
靖国神社の英霊たちに糞を塗ろうとした彼らならではの発言だろう。

靖国神社の英霊にクソを塗るのが艦これ提督の使命である

艦隊これくしょん(艦これ)というコンテンツは10周年を迎えたが、
いわゆる「死んでいないだけのゾンビ」状態である。

普通のコンテンツは人気が10年も続かないのだから、
ソシャゲ式の課金サービスとしては驚異的な長寿だとさえいえる。
しかしながら、それを祝福する人はどこにも見当たらない。

かつて角川ゲームスが運営に加担していた関係で、
雑誌『ファミ通』こそ義理で、
中身がスカスカ極まりない特集こそ組んではくれている。

だが、いわゆる「記念絵」が全く届かない。

「人気があって10年も続いた」のであれば、
めでたい門出を盛り上げようとするはずだが、
たまたま艦これユーザーであった青山剛昌に発注しただけだ。

自主的に記念絵を描いてくれているのは、
もはや艦これしか活躍の場がない、絵師とは名ばかりの存在か、
ものすごく義理堅い人、他ジャンルでは通用しない下手糞くらいだ。

少なくともめでたい10周年だというのに、
初期に実装された人気キャラの絵を描いた絵師たちの大半が、
今なお絵師として活動中なのに全くの無反応であるという事実が恐ろしい。

これはひとえに、
角川ゲームス時代は、KADOKAWA経由で仕事を請けてはくれたが、
C2機関時代は、もはや仕事を請けてやる義理も道理もないという結果だ。


すなわち田中謙介氏が主催する同人サークル「C2機関」は、
絵師から見限られるような不義理を働いたか、
絵師に絵を発注するほどの資金力すら失ったかのいずれかであろう。

そのどちらか片方だけが真実だとは限らないと、
あえて添えておくことにして。


本題はここからだ。


野球チーム、北海道日本ハムファイターズの話だ。
・・・いうまでもないが、軍艦は一切関係ない。

本拠地を、色々ありすぎた札幌ドームから、
エスコンフィールドHOKKAIDOに移転した日ハムだが、
なんと今月末に「C2機関コラボ」をするらしい。









C2機関コラボ







艦これコラボ










遅くとも2018年以降の艦これのリアルイベントは、
なぜか「艦これ」「艦娘」というキーワードを使わなくなった。

原因は色々噂されているが、
田中謙介氏が個人的に嫉妬していると噂される、
『アズールレーン』に、艦これ信者がケンカを売ったせいだとも。


DMM(現EXNOA)は中国での商標を取得していなかったため、
「軍艦を擬人化したキャラ」のことを、
中国では一般的に「艦娘」と呼んでいても、何の問題もなかった。

しかし日本では艦これキャラのこととして商標を取得していた。

だから中国で開発されたアズールレーンはごく初期に、
中国の国内では何ら問題がないはずの呼称「艦娘」を、
そのまま日本でのサービス展開でも使おうとしかかり、待ったがかかる。

とはいえ権利者であるDMMとの和解が迅速に成立し、
権利者が許し訂正されたのでお咎めなし、
これで話が終わるはずだった。

ところが後発コンテンツに嫉妬した艦これ信者層が、
商標が!パクリが!中華コンテンツが!と発狂しホルホルした結果、
ある推定的事実が露呈することになる。


実はC2機関(艦これ運営)もDMM(権利者)に許可を取っていなかったのでは?


そこからだ。
「C2機関が主催する艦これのリアイベ」と各種グッズにおいて、
「艦これ」「艦娘」という、DMMの商標ワードが消滅したのは。


「艦これ」「艦娘」と違って商標フリーなほうのFleetGirlsうんぬんのほうだけが用いられるし、シルエットだけでキャラグッズを名乗るばかりか、初期にはよく見かけた「あのロゴ」もない


それもそのはず、
「C2機関」は艦これの原案を担当した田中謙介氏の主催する、
同人サークルにすぎない。(以下敬称略)

C2アーキテクチャ(通名)だのC2プレパラート(法人隠れ蓑)だの、
似たような名前をあれこれ使い分けてはいるが、
「艦これのC2」は全て「田中謙介の同人サークル」を意味する。

艦これを開発したのは旧パワーコードスタジオと角川ゲームス、
出資者は100%がDMMで、
田中謙介はただ原案を出しただけ。

そんな縁があって、艦これの運営を同人サークルとして引き受けた。

だから全てのリスクを背負ったDMMが利益を総取りし、
メディアミックス担当が角川、
運営業務を田中謙介、そういう配分になるのは当然だった。

すなわち田中謙介の立場でみれば、
「艦これ運営は儲からない」。
100%出資したDMMが総取りするのは当然だからだ。

だから艦これは、

角川ゲームスが2016年に運営から撤退するのと同時に、

 異 様 な ま で の リ ア イ ベ 傾 倒 を始めた。


・・・お察しいただけるかもしれないが、
艦これの公式イベントだ、艦娘グッズだと称して売るのは、
艦これ運営が主催しているのだから当然だと、そう思うだろう。

しかし恐らく、当時も、もちろん今も。

DMM(EXNOA)の許可を取らずに公式グッズと言い張り、
DMMの取り分ではなく、主催者たるC2機関の取り分になるから、
ゲーム内イベントではなくリアルイベントに傾倒した。

そこで、後発かつ豪華でストレスフリーなアズールレーンが登場。

ゲームとしての奥深さもキャラの可愛さも、
運営チームの態度の誠実さや対応の早さも、
あらゆる面で勝ち目がなく、大量の移住者が発生した。

艦これ信者は嫉妬し、
田中謙介も当てつけのように、
「課金等は必要ありません」などと発言した。
https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/947263395870392320

しかしながら先述の艦娘商標問題が発生し、
しかし権利者DMMとの和解が迅速に成立したというのに、
艦これ信者が商標ガーと叫んだせいで、C2機関の許諾が怪しくなった。

怪しくなったどころか、それ以降、
DMM(現EXNOA)が権利を持つ各種商標が使われなくなったのに、
未だに「艦これ公式イベント」を自称し続けている。

 主 催 者 C 2 機 関 は 確 か に 、

 C 2 ア ー キ テ ク チ ャ ( 別 名 ) と し て 、

 艦 こ れ の 運 営 を 委 託 さ れ て は い る が 、

 艦 こ れ 関 連 の 商 標 を 持 つ 権 利 者

 で は な い 。

だから「C2機関主催のリアルイベント」は、

EXNOAの許可が下りていない限り、

「艦これ公式イベント」ではなく、

「C2機関主催の同人イベント」でしかない。



そしてEXNOAの許可がおりているなら、
艦これ、艦娘という商標ワードが使えるはずなのに、
なぜか全く使われていない。

エスコンフィールドでやるイベントも、
艦これ公式イベントと書いてはいるが、
主催者はC2機関であり、EXNOAの許諾が見当たらない。

つまりこれは、
EXNOAのほうが無反応であるだけで、
「自称公式」の、ただの無許可同人イベントである可能性すらある。


・・・という、大前提を踏まえたうえで。


いや、最初の話に戻るのだがさ。


艦これは正式名称を艦隊これくしょんと云う。

ドラゴンコレクションや戦国コレクションの名前をパクり、
ガールフレンド(仮)のケッコンシステムをパクり、
当時のコンテンツをパクりまくった残滓だった。

軍艦を擬人化した美少女が戦うゲーム?
いや、少し絵の解像度が上がっただけのマインドシーカーだが、
軍艦ゲーなのだから、軍艦コンテンツであるはずなんだ。

なのに「野球」・・・?

エスコンフィールドって、軍艦に関係あるか?

野球ってむしろアメリカに押し付けられた、
旧日本軍の敗戦の象徴だろ?

愛国コンテンツを自称している信者さんたちは、
アメリカに押し付けられた愚民政策(マジ)である野球なんかと、
軍艦が関係ないコンテンツなんかとコラボして、いいのだろうか?



軍艦が関係ないコンテンツとのコラボ、
いやまあ別に、それ自体はどうでもいいんだ。

信者さんたちが勝手に騒いでるだけで、
田中謙介の意向としては、
艦これはそういうコンテンツだということなのだろう。



あ?野球だろ野球!「赤城」
https://twitter.com/C2_STAFF/status/1657757714414698497



艦これの赤城は、そういうキャラじゃないだろ(断言)



「実は意外な一面も」ですらない。
10年間ただの一度も触れてこなかった野球ネタに、
いきなりオッサン丸出しな口調で、「あ?野球だろ野球!」。

アズレンに嫉妬し(※ほぼクロ)、EXNOAに無許可なことがバレ、
儲けを出すために現金オンリーでリアイベに傾倒し、
コロナ禍の中でもリアイベを強行し。

あげく軍艦も美少女も関係ない野球と、
コラボという名の間借りをして。
(※ゲーム内には野球要素が一切輸入されない)

初期からいる人気キャラである赤城が、
いきなりキャラ崩壊して、
「あ?野球だろ野球!」などと喋り始め。



・・・こう考えると、まあ察してしまう。

「艦これの赤城」は、角川が設定したキャラなのだろう。

田中謙介は「艦これの赤城」を何も知らない。
仮に知っていたとしても、
角川の手柄に相当するキャラだから、売り出したくない。

だから、キャラゲーにおける最も重要な要素である、
キャライメージを平然とブチ壊し、
一貫性の欠片もない後付設定で塗りつぶそうとできてしまう。

創作活動をしたことがある人ならわかるはずだ。

俺の考えたこのキャラは、
この状況ではこう判断するけれども、
間違ってもそんなことだけはやらないんだ、と。

赤城はそんなキャラじゃない。
そもそも野球キャラじゃない。

まあ勝手に嫉妬しライバル視してるアズレンには、
いわゆる野球キャラがいるんだけどさ。


アズレンの野球キャラ、名前はずばり「ボーグ」

名前の類似性だけで一発ネタキャラとして実装されたのだから、
ネタ元である軍艦への敬意がどうのこうのと、
まあ艦これ信者さんたちは騒ぐだろう。

だが問題は、戦艦大和はともかくとして、
軍艦というカテゴリー自体の知名度が極端に低い以上、
なまじ「史実」なんかに忠実なデザインをしたら、確実につまらない。

目立たない、人気も出ない、忘れ去られる、
そんなことは戦って散った軍人たちこそが望まないだろうから、
それならせめてインパクトに残る形で記憶されたほうがまだ有情。

そしてアズレンにおいては、
ボーグという初期実装の野球キャラがいた都合もあって、
「スポーツキャラ」を実装する敷居が極めて低くなった。

だからスポーツキャラや体操服の着せ替えを実装する口実ができた。
そういう属性から転じたキャラ人気も生まれた。

アズレン運営のヨースターの社長はそこに目をつけた。

「でも一応俺たちって艦船擬人化コンテンツじゃん?」
「あんま無関係な着せ替えってどうかと思うのよ」
「だから公式コラボしてスポンサーになりました」

アズレンは全く無関係であるはずのモータースポーツに、
公式スポンサーとして参戦し、
オリジナルアニメまで作るに至った。

社長の判断で、
「レースクイーンの着せ替えを実装するための口実作り」として。

・・・・・・これでもう、
アズレンとレースクイーンは無関係だと言い張る余地は完全に消えた。
だって公式スポンサーだぜ? オリジナルアニメだぜ?

野球キャラがただの思いつきであったとしても、
ただの思いつきだけでキャラを作ってるわけじゃないと、
そう言い張るために、ここまで大きくお金を使い、人を動かした。

もはや無関係だとはいえない。むしろガッツリ当事者となった。
アズレンはそういうコンテンツ「でもある」のだと、
行動と金銭と結果と事実で証明した。



しかし事実として、少なくとも艦これには野球キャラがいないからな。

なのに野球コラボ?

しかもよく見ると「C2機関のイベント」だから、
「EXNOAに許可とってない無許可同人イベント」の可能性すらある。

最大の問題は「田中謙介」という、
角川が去りEXNOAすら無言を貫く今の艦これにおける、
「事実上の最高責任者」が、この売り方を選んだということだ。



初期から艦これ人気を支えた赤城に、

「あ?野球だろ野球!」などと、

10周年を迎えたタイミングで、唐突に喋らせるような売り方を。



艦これというコンテンツは軍艦でも美少女でもなく、野球であったと?

しかも赤城はただでさえアニメ1期で大食いキャラにされたばかりか、
10年経った今、改めて野球キャラにされてしまった。

艦これの赤城はそんなキャラじゃないはずなのに、
田中謙介の判断として、野球キャラになってしまった。


赤城ファンは「あ?野球だろ野球!」というセリフを望むだろうか?

艦これファンは「あ?野球だろ野球!」という展開を望むだろうか?

田中謙介だけが「あ?野球だろ野球!」を望んでいるようにしか見えない。


C2機関が出資してコラボしたのではなく、
新球場の借金を埋めるのに必死な日本ハムに背乗りしただけ。

「コラボ」がたった1日の野球観戦だけで終わるなんて前代未聞だ。
あくまでも広告費を出して1日名前を出したというだけで、
そんなものは地元の小中学生による始球式と、構造上の大差がない。

仮にC2機関が出資して公式コラボしたとしてもいいが、
EXNOAの許諾があるとは思えない商標回避表記に、
赤城が突然野球キャラと化す「公式原作レイプ」。



そもそもC2機関は、
アズレンがレースクイーン衣装を出すためにスポンサーになった直後、
コラボという名のサーキット間借りリアイベを開催している。

それも2020年の、コロナ禍の混乱のど真ん中において。

どう考えてもなぜサーキットなのかがわからず、
「アズレンに嫉妬したから」くらいの理由しか思い浮かばない。

しかもトヨタコラボと自称してはいたが、
実際は当日限りのレンタカーにシールを貼っただけだから、
イベント終了後、即元に戻しているさまが目撃されている。

あくまでも「コラボではなく間借り」だから、
レースが開催中だと艦これ要素は消えますという宣告もあった。
コラボレーションならレース中こそ艦これ物販を開催するはずなのに。

そんな「セコい」実績があるからこそ、
今回のエスコンフィールド野球コラボは、
ただの間借り、ただの無許可同人イベントだと、まあ邪推もされる。

本当にただの邪推であればいいけどな。
状況証拠的には既に、
全く関係ないはずのレースサーキット間借り(自称コラボ)があるのだし。



・・・「艦これ」は、何をしたいんだ?

DMMに流れるゲーム内課金を増やすことよりも、
C2機関として主催するリアイベで、
現金を落とさせることばかりに注力しているようだけど。

艦これファンが望んでいるのは、サーキットの間借りなのか?
艦これファンが望んでいるのは、野球観戦なのか?

艦これファンは「あ?野球だろ野球!」を望んでいるのか?



艦これのサービス開始から10年。
もはや「艦これの売り方」なんて、
田中謙介ですらわからないのだろうと、そう思ってしまう。

だが田中謙介は覇権ゲームである艦これの産みの親であり、
傑作アニメ『艦これ いつかあの海で』の脚本担当でもある。

田中謙介がいる限り艦これは不滅なのだ。
田中謙介の偉業が艦これであり、
艦これこそが田中謙介の偉大さを象徴するコンテンツなのだ。

「あ?野球だろ野球!」

然るに「野球ごとき」は、
あまりにも偉大なる艦これに併呑されてしまうのだろう。



全世界の提督さんは、今後のために覚えておこう。

ブラウザゲー艦隊これくしょんなんてやってるヒマがあったら、
「あ?野球だろ野球!」
それが最新最先端の、艦隊これくしょんである。

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