OKA Toshiyuki@漢直

漢直関連記事を書いてます。漢直・かな配列エミュレータ「漢直WS」の話も多め。

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最近の記事

漢直WSで「親指シフト」を使う

左右の親指で別のシフトキーを使用する方式のかな配列の代表格は NICOLA ですが、他にも「飛鳥配列」などもあります。本記事では、漢直WSで NICOLA 配列を使う際の設定方法について説明します。 インストールまず漢直WS (https://github.com/oktopus1959/KanchokuWS/releases) のインストールが必要ですが、これについては「漢直WSで『薙刀式』を使う」という別記事を参照してください。 「NICOLA」配列の設定漢直WSを起

    • 「薙刀式」Spaceキーとの同時打鍵版

      Twitter (現X)で「いま私が考えてるのは、薙刀式のセンターシフトが思考の引っ掛かりになりそうで嫌だなということ」というつぶやきを見かけたので、薙刀式のSpaceキーとの相互同時打鍵版を作成してみました。 漢直WS (https://github.com/oktopus1959/KanchokuWS/releases) と薙刀式配列の定義ファイル(https://gist.github.com/oktopus1959/d44243fc5882c01d005f3d86d

      • かな配列から漢直を呼び出す

        KanchokuWS (漢直WS) では、複数キーの同時押しに漢直配列(複数キーの順次打鍵)の呼び出しを割り当てることで、 かな配列と漢直配列を同時に使用することができるようになります。 以下のような矢印記法の拡張記法を用います。 -X,Y>| | の直前までを同時打鍵として判定し、それに続くブロック内を順次打鍵として判定する 以下は「I, O」 の同時押しで漢直配列(順次打鍵)に移行する例です。 #combination-I,O>|{ -S,W>恋 -S,E>人

        • 漢直WSで「薙刀式」を使う

          新しいかな配列の代表格である「薙刀式」の v15 fix版が KanchokuWS (以下、漢直WS)でも使えるようになりました。この記事では、漢直WSでの薙刀式の使い方について解説します。 漢直WSのインストールまず Release ページから最新版の KanchokuWS-*.zip をダウンロードします(2023/8/11現在の最新版は v1.2.8)。ダウンロードした zip を適当なフォルダで展開してください。 起動bin\KanchokuWS.exe を実行し

        漢直WSで「親指シフト」を使う

          真の同時押し

          大岡さんのブログ「大岡俊彦の作品置き場」ではキーの同時打鍵に関連して「真の同時押し」という言葉がまれによく使われることがあって、いまいち意味がピンときていなかったのですが、「【薙刀式】「同時押し」という用語の混乱と整理」や「【薙刀式】「でき」と相互シフト」という記事を読んで、ようやく理解ができました。 筆者は「2つのキーが押下されている時間帯に重なりがある」状態を「同時押し」というのだと思っており、それを疑うことがなかったのです。なので、その状態をさらに超える「真」の状態と

          常用漢字音読み一覧

          常用漢字音読み一覧というのを作成しました。これはWikipediaの常用漢字一覧を基に作成されたテキストファイルを用いて、「音読み」(カタカナ表示)から元の漢字へのマップの形に変換したものです。 なんでこんなものを作ったかというと、前回の記事に書いた「当て字変換」の可能性についてより深く分析しようと考えたためです。 当て字変換では同じ音読み(ここではとりあえず訓読みは無視します)を持つ漢字群から1っの代表文字を取り出して、それをもって同音漢字群に対する当て字とすることを考

          常用漢字音読み一覧

          当て字変換

          これは以前に一度構想(妄想)してボツにしたやつなんだけど、また復活させようかと思い、元記事からコピペしておきます。以下では、漢直入力における「交ぜ書き変換」に関連して「当て字変換」というものを提唱しています。 自分がこれまで交ぜ書きをあまり使わなかったのは、 辞書の語彙が少ない ひらがなの入力が面倒 という2点が大きかった。 語彙の問題は、漢直WSに mecab-ipa 辞書を導入することである程度解消された。 一方、ひらがな入力の面倒さは、漢字の読みというのが地の

          奏コードのこと

          幻の漢直コードというのは大げさかもしれませんが、以下の2つの漢直動画を見て「めっちゃ速ぇ~」と思っていました。とくにひらがながまるで単打で入力しているかのごとく速い。 入力されている文章を見て「奏コード」という漢直コードだということは分かったのですが、ググってみてもテーブルファイルが見つからない。作者のみのりさんのブログはヒットするのですが、そこからリンクされているテーブルファイルが 404 Not Found になってしまう。 テーブルファイル発見ということで、筆者的に

          奏コードのこと

          漢直指向かな配列「のにいると」

          まずは漢直WSについて筆者は KanchokuWS、略して「漢直WS」というツールを作って github で公開しています。 このツールはWindows上で動作し、キーボードからの入力を様々に変換してアプリケーションに渡す機能を持っています。たとえば、キーボードからKとRのキーをこの順で打鍵すると「日」という文字に変換して、メモ帳とかWordとかのアプリに渡すことができます。このツールを使って実際に日本語の文章を入力している様子をTwitterの動画で公開もしています。

          漢直指向かな配列「のにいると」