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血と刃の白薔薇 -議論時間のススメ

あくまで非公式ルールとなりますが、「血と刃の白薔薇」を遊ぶうえで「議論時間を制限した方が絶対に面白い」と思いましたのでまとめてみます。

議論時間ルールを適用して、より楽しくスリリングなゲームを楽しんでもらえれば幸いです!

フェイズ分け

「血と刃の白薔薇」は、スタートプレイヤーから順番にカードを出すか出さないかを選択するゲームとなりますが、この選択を2つのフェイズに分けます。

1.議論フェイズ
2.選択フェイズ

議論フェイズ

議論フェイズは文字通り、
・このラウンドでカードを出すか?出さないか?
・誰がカードを出した方が良いか
・誰がどの陣営であるか
などを話し合います。

ここでは実際にカードを出すことはしませんが、自らのスタンス(出す/出さない)を宣言することはOKです。

ここで重要なのが「時間制限」です。
無限に話せてしまうと、感覚値ですがプレイヤーが奇数の場合は血と刃陣営、偶数の場合は白薔薇陣営が強い気がしています。

議論時間は実際プレイを交えて検証してみたところ、以下の時間くらいが丁度よいと思います。

5人プレイ:1分
6~7人プレイ:3分
8~9人プレイ:4分
10人プレイ:5分

5人プレイの議論時間が極端に短いように見えますが、これには理由があるので後述します。
6人以上であれば、ある程度話し合いをして考えることでより楽しくなると思いますので、ぜひ、議論時間を設けて遊んでみてください。

選択フェイズ

選択フェイズでは、淡々とカードを出すか?出さないか?の選択をスタートプレイヤーから順に行っていきます。

ここでの議論はNGです。手番のプレイヤーは一言くらいなら添えてカードを出す/出さないの宣言しても構いませんが、手番以外のプレイヤーは発言しないようにします。

ここでの選択は、必ずしも議論フェイズで話し合った内容に準ずる必要はありません。たとえば、議論フェイズで「私はカードを出すつもりはありません」と宣言していても、選択フェイズでしれっとカードを出して構わないのです。

議論フェイズで話した内容に反していたとしても、他のプレイヤーは追及したりしてはいけません。追求したければ、次のラウンドの議論フェイズでする形です。

これらのルールを導入することで、議論の楽しさもあり、テンポもよくなります。恐らくですが、本来のゲームデザインは、議論を想定していないのでは?と思っているのですが、議論がないととても淡白なゲームになってしまうので、やっぱりゲーム中にも考察や議論はあった方が楽しいと思います。

5人プレイについて

ちなみに、ここまで書いてなんですが、5人プレイはちょっと議論には適さないなと思っています。

5人プレイはそもそもラウンド数が少ないこともあり、最初の2ラウンドで勝負がつくことが多いです。

議論をした場合、白薔薇陣営は最初の2ラウンドで勝利条件を達成しなければ、血と刃陣営がカードを温存していた場合に勝つことができなくなります。最初の2ラウンドで勝ち切るか、血と刃陣営のカードを出させるかの勝負になるのですが、たとえば身分を明かして、それを信じて白薔薇陣営だけで協力して勝つとしても、最低2ラウンドが必要で、思考の余地があまりありません。全プレイヤーまだカード資産があるのでかなり運任せ。

白薔薇キルで一発勝利が可能な血と刃陣営に比べて、猶予2ラウンドをフル活用しなければ白薔薇陣営は勝利できませんが、議論を尽くせば尽くすほど、状況が露呈して不利になります。

個人的には6人以上でのプレイを推奨したいです。6人プレイであれば、3役職(白薔薇/司教/双刃)視点からでも暗刃が3択になります。仮に3役職が判明(目を開けた3人が判明)した場合でも、信者視点暗刃は確定せず2択です。それだけでも状況が分かり難くなりますし、議論もできるようになり楽しいです。

ちなみに、議論時間ルールは適用していませんが、プレイとルールの動画を公開しているので、もしよかったら観てやってください。

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ぜひ、議論時間のルールで楽しく遊んでください!

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