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わたしが語るわたしの理想像を信用しないことから始める幸せ探し

最近、こつこつと自分の「好き」をメモしている。というのも、もう40年以上生きてきたのに、好きなことは何かと尋ねられて全然答えられないから。

毎日毎日、仕事に追われてもう嫌だって思っているのだけど、もしかして、わたしは自分が好きなことを自覚できていないから、休めないのではないかと気づいた。

いや、正確には休んでいるのだけど休んだことを自覚できていない。つまり、「おい、ばあさんや。晩ご飯はまだか?」「おじいさん、さっき食べたでしょ?」みたいな感じで、ストレスたまるとわたしは結構衝動的に好きなことをして発散させているのだけど、好きなことをしているという自覚がないから、発散させたことを自覚できず「いつも忙しい。息抜きをしていない」と思いこんでいる気がする。

好きなことがわからないから、休みの日を確保しても何をしたいかが思い浮かばない。思い浮かばないから、わくわくしない。仕事を入れてしまう。

というわけで、ここ数日、「はっ!今、わたし楽しんでいる!」とか、「なんか幸せな気持ち・・・あっ!わたしこれ好きだ!」とか、気づいた瞬間にグーグルドキュメントのスプレッドシートにメモるようにしている。色気がないけど。スマホからでもパソコンからでも入力できて整理しやすい。

同時に、好きなじゃない・苦手なこともメモしている。

好きなこと

暫定版だけども。こうして書き出してみると、毎日のように「好きなこと・もの」のどれかはやっていて、ああ、わたし、仕事ばかりじゃなくて、ちゃんと好きなことをしているんだって自覚できた。まだできていない項目は、今度やろうって思えるようになった。それだけで人生がずいぶんカラフルになった。

あと、これを眺めていると自分のやりたいことを勘違いしなくて済むようになった。特に「好きじゃないこと」が手掛かりになる。

たとえば、起業して誰か人を雇って育てて世の中に貢献して…なんてことに一瞬憧れたけど、誰かの人生に責任持つことは縛られることだし、好きじゃない。細々でも一人でやっていくほうが幸福だなあとか。

自分の労力的に損するのはまだいいけれど、コツコツ働いたお金が自分にはどうしようもない事情であぶくのように消えてしまうのリスクには耐えられなくて、投資とか株とかマンション買って将来売却とかも怖くて。それなら増えなくてもいいって思ってしまうし。

いろんな場所に移り住んで身軽に引っ越して仕事するノマド生活なんて憧れてたけれど、よく考えたら引っ越しの荷造りのストレスがものすごく大きすぎて全然楽しくない。

家を買う、会社に勤める、子どもを産む、というのは、他の誰がいいとすすめても、とても素敵なことだと思っても、わたしには合わないということはわかっていた。耳をふさいで目を閉じて「なんでしないのよ」とゆさゆさ揺さぶられて責められても後ろ指さされても、がんばってここまで、せずに、きた。おかげで自分なりの幸せを手に入れていると思う。けれど、まだまだこんなにも、他の人がやっていて素敵だなと心が揺らぐのに、自分には合わないということがあった。びっくりした。いや、そりゃ、いくらでもあるよねえ。人がやってて素敵だけど、自分には合わないことが世の中には山ほどある。服だって、そうだものなあ。

何年もかかってすごくがんばって努力して手に入れたのに、着てみたら自分には似合わない服で手に入れても幸せな気持ちになれない、なんて悲しい結末はできれば避けたい。しかも、もしそんなことになったら、似合わないのに捨てることもできず、しがみつき続けてしまうような気がする。

理想の自分とか、自分のやりたいこととか、「わたし」に聞いても、たぶん無駄だと思う。たぶんわかってないし。かっこいいこと言いたいだけだし。すぐ人の真似したがるし。自分のこと誤解しているし。だから、もっと本能レベルの「好き」とか「嫌い」とか、嘘をつけないわたしを観察したほうが、幸せにたどり着けると思う。

好きなこと・苦手なことのリストアップおすすめです。もしやった人いたら、見たいなあ。人のを見て「あ、そういえばわたしも!」と思いつくことありそうだから。

しかし、自分の書いた好きなことリストを眺めてたら、ほんと普通というか、平和な人間だなあ。お金もかからないな。それなのにね、とがりたがるんだよねえ。リストの中の「素敵な食器(本当は買いたい)」は割って壊れたときが悲しすぎて眺めるだけで買えないという意味なのだけど。お店で食器を見るのが好きすぎるので、いつかはお気に入りの食器ばかりでごはんを食べたい。それには、いろんな余裕が必要だなあと思う。壊さないように大事に洗ったりとか。壊れても晴れやかに見送るおおらかさとか。

何かに似ている…。ペット飼えないのに、毎日ペットショップを見に行く人みたいだ。

この写真は3月に行った苦楽園口駅近くのKICAさん。小道具とカフェ。食器にくぎ付け。

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ほかにお客さんいない時で、写真撮っていいですよって言ってもらいました。ランチもおいしかった。前菜がこんなに!

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撮影は年下のカメラ友達のさよちゃん。ああ、わたし、ポートレート撮ったり撮られたり、ポートレート見るのも好きだった。ちゃんと日々、好きを満喫しているのに、どうして忘れてしまうのか。

記憶の中の幸せをちゃんと見つけ出して、埃かぶっていたら払って、きれいに飾っていきたい。幸せな記憶をたくさんもっているわたしのほうが、良い仕事ができる気がするよ。

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京都在住の小説家です。医学博士(京都大学)です。理系ライターもやっています。 お仕事や活動履歴などはHPにあります。 https://kanchikuizumi.amebaownd.com/