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これからはわたしのことを嫌いな人が寄ってこない人生を送りたいので、どうすればいいか真剣に考えてみた

だんだんタイトルが長くなっていく。

わたくし、最近、岸田奈美さんの「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」というnoteの記事を見て、この人ちょう面白い!と思って、エッセイを購入したんですよ。Kindleで。

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』岸田奈美・著

文章からエネルギーと感情が溢れていて、著者の岸田さんの考えや気持ちの変化がいとおしくて、あっという間に読んでしまった、のが12月始め。

で、今朝、Googleスプレッドシートにつけている「インプットの記録」にそろそろメモしとかなきゃと思って、ぱらぱらとエッセイを見返してたら、あとがきのこんな言葉に目が留まりました。

じゃあ、どうすれば、自分のことを好きになれるんだろうか。ぼんやりと悩みつづけて、いろんな人と話し、いろんな本を読んで、浮かび上がった答えは「好きな自分でいられる人との関係性だけを、大切にしていく」だった。

この文がすごく気になったのだけど、どう気になったのかうまく言葉にできなくて、今朝から何度も眺めていた。そして今、noteを書きながら、もやもやしてたことがわかった気がしたのです。

「誰とでも仲良くしなくていい。人間関係をえり好みしていい」ということが、公の場で言語化してあったから衝撃だったんだな、と。

まったくもってその通りですよ。誰とでも仲良くしなくていいんですよ。子どものときには「誰とでも仲良くしなさい」って教わるけど、あれは雑な教え方だと思う。誰とでも仲良くしなさいというのは、偏見や本人に非のない不当な理由で誰かを差別したり避けたりしてはダメだって意味で、自分を傷つける人・攻撃する人・利用しようとする人とは仲良くしなくてもいいって、ちゃんと教えてほしかった。

わたしも、岸田さんと同じように、誰にでも好かれたいと思ってたけれど、今ふと、そうじゃなくて、わたしのことを嫌いな人が寄ってこない人生を送りたいなと思った。わたしを嫌う人は絶対にいなくならない。嫌いかどうかは主に相手の状態によるので、わたしにはどうしようもない。100人の人に好かれたら、100人の人に好かれてるからむかつく、と嫌う人が出てくる。もう本当に仕方がない。

だから、せめて、わたしを嫌う人がわたしの目の届くところからいなくなってくれたら、わたしのことを好きな人だけが周りにいることになって、すごい幸せじゃないかと思った。そして、そう願うことは、ワガママでも差別でもない、と思った。

そもそも嫌いなら寄ってこなければいいのだけど、なぜか「嫌いなのに寄ってくる人」っていなくならない。なんでだろう。で、ようやくタイトルにたどり着くのです。さあ、わたしのこれからの人生の平穏のため、なぜ嫌いなのに寄ってくる人がいるのかを分析し、対策を真剣に講じようではないか。

パターン1。利用価値があると思うから、嫌いなのに寄ってくる。

対策としては利用価値があると思わせない。わたしと仲良くしても何の得もないですよという顔して、こっそりひっそり生きていく。あと、この人、わたしを利用したいだけだなって感じたら全力で逃げる。

パターン2。嫌いだからこそ、ひとこと言いたい。

まあ、わからんでもない。そっとミュートして全力で逃げる。言われた言葉にも傷つかないようにする。

パターン3。認めてほしくて寄ってくる。

へえ!すごいですねー!って言いながら全力で逃げる。

全部「逃げる」になりましたが。でもなんかもう、それでいいんじゃないか。や~い、逃げた~!弱虫~!って思われても、わたし、ほかに話したい人がたくさんいるし、やりたいこともたくさんあるし。わたしを嫌いな人のために時間を費やすのが惜しい。「嫌い」は「好き」にならないし。(「好き」はすぐにくるりと「嫌い」になったりするんだけどね)。

わたしのことを嫌いな人から逃げて逃げて逃げまくっても、わたしの世界は少しも狭くならない気がする。むしろ逃げて節約できたエネルギーで、のびのび広がっていく。

もちろんわたしが間違ったことをしたら正しい忠告をしてくれる人や、しっかりと意見を交わしてくれる人もいる。そういう人の言葉まで「嫌われてるから」なんて、自分の弱さに向き合いたくなくて自分の都合のよいように勘違いしたら、人の意見に耳を貸さない成長できない人になっちゃうけど。それは怖いね。そこは謙虚に。真摯に。見極めたい。

いや、まあ、すぐわかるけどね。だって「ただただ嫌い」って人は、話も行動も筋が通ってないからね。

写真は12月の始めに行った白浜アドベンチャーワールドの馬。旅行っていいものだなと思った。またしばらく行けないだろうけど。人間の文化やつながりを分断するウイルス、憎し。負けないでいようね。しっかり心でつながっていようね。

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