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花越しの空が好きだ

地面に寝ころんで、花の後ろに空がある景色が好き。

これはずっと変わらない。
何故だかは分からないけど、花の写真を撮る時、
外で空が入れられる感じだと、そういう構図になってしまう。

写真を見て、センス・・と思うけども、
最近はみんなのフォトギャラリーで学んでいる。
こうすればいいのかと思うのに、相変わらずの出来だけども。

多分だけど、自分の撮った写真を見てみると
蝋梅は光を受けて透き通っているし、
他の花は空に向かって花を咲かせている。

自分に向いてくれているのではなく、空へ。
それが好きなんだなと気づく。

人との付き合いもそんな感じ。
自分に全く向いてくれないのは悲しすぎるけど、
この人は大丈夫となったら、むしろ同じ方向を見ていたい。

たまにお互いに顔を見て、確認したり話したり、
笑ったりケンカしたり・・が心地よい気がして。

同じ方向を向いている。
それが私には大きな安心感なのだ。

だから空を一緒に見上げる花に安心するのかもしれない。
こっちでいいんだよね。
そんな気持ちになるのかも。

ギラン・バレー症候群でリハビリ病院にいた約3ヶ月。
厳しくて泣くと言われていた回復期病院は、
私にとっては安心できる場所だった。

それは向いている方向が同じだったから。
主治医も看護師も療法士も、私も家族も。
自宅に戻るという目標に向かっていたから。

でもそれだけじゃなくて、お互いがお互いの
やるべきことをちゃんとやっているという安心感があった。
お互い尊重し合ってたし、大切に考えていた。

あれこそがチームだと思う。
職場でも、チームが出来上がりつつある。
忙しくて、まさにこころをなくす感じになってはいるけど、
お互いのことを考えられている内は大丈夫だと信じている。

やはり私は、向き合うより同じ方向を向いていたい。
横にいるという安心感が、一番心地いい。
向き合わなければいけない時もあるだろうけど、
その時はお互い身体ごと向き合って、じっくり。

そしてまた同じ方向を向く。
そんな関係だと最高だ。

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