Text【障害を持つ息子へ 中国語訳】 致殘缺我兒
YouTube動画に、外国語のスーパーを載せたのは英語版だけですが、テキストそのものは知人に中国語に訳してもらい、Facebookで公開しています。中国語圏内のお知り合いがいらっしゃれば、拡散をお願いいたします。
Japanese come after Chinese.
中国語訳の後に、日本語が続きます。
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2016年7月26日,日本發生了非常驚悚的事件。
有個持刀男子闖入了收容重度身心殘障人士的安養中心,殺害了19人,27人負傷。依序刺殺重度身心殘障者這樣殘忍的事件,世界各地的媒體都大幅報導。
被逮捕的男性供稱:「殘障者沒有活著的必要」。像我這樣家中有殘障子女的父母,感受到嫌犯彷如憎恨自己的孩子,心中深受傷害。
但是,在這社會上似有些人們,擁有與嫌犯一樣的想法。因此,我試著把自己的心情寫了下來。
神戸金史,日本国 福岡市
2016年7月26日、日本で恐ろしい事件が起きました。
重度の障害者が入所する施設に刃物を持った男が押し入り、19人を殺害、27人が負傷させられました。重い障害を持つ人を順番に刺殺していくという残忍な事件は、世界中で大きく報じられました。
逮捕された男は「障害者は生きている必要がない」と供述しました。私のような、障害児を持つ親は、容疑者の憎悪が自分の子供に向けられたように感じ、深く傷つきました。
しかし、内心容疑者のように思っている人は、一定程度いるようです。それで、私は自分の気持ちを書いてみました。
神戸金史 (福岡市)
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【致殘缺我兒】
詞 神戸金史
作曲・歌 趙博(Paggie CHO)
翻 譯 曾彥晏 & 鈴木玲子
【障害を持つ息子へ】
詞 神戸金史
作曲・歌 趙博(パギやん)
翻 訳 曾彥晏 & 鈴木玲子
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我是這麼想的。
如果長子沒有殘缺的話,
你也許可能可以過著更平凡的生活。
我忍不住這麼想。
如果長子沒有殘缺的話,
我們也許可以快樂地生活。
我做了好多次這樣的夢。
「爸爸,早上了喔,起床吧」
長子把我搖醒。
「你看,沒有什麼殘缺對吧,你太擔心了喔」
在夢中,我這樣跟妻子說。
睜開眼睛,
是個一如往常的清晨。
無法言語的長子正在躁動。
到底在說些什麼,我不曉得。
啊。
又做了這樣的夢。
啊。
對不起。
年幼的次子說「哥哥不能說話喔」,
總有一天他會被說「你的哥哥是笨蛋」而傷心哭泣吧。
一想到這個,早餐變得食不下嚥。
度過了無數個這樣的早晨,
我突然發現了。
弟弟啊,你也許會被人欺負,
但是不會變成一個欺負他人的人吧。
自出生以來,你有個有殘缺的哥哥,
你的性格是在有你哥哥的環境下養成的。
你應該會長成一個溫柔又和善的男生吧。
從那之後,我突然發現了。
因為你的出生
讓我們夫妻千愁萬緒
迄今的人生是多麼不同。
作為父母的我們,
如果你沒有誕生的話,
就沒有今天的我們了呢。
啊啊,兒子啊。
每個人無法毫無殘缺。
每個人都必須懷抱著殘缺活著。
為什麼我現在才發現這一點。
我的周圍,
應該也有在誕生前就沒了生命的孩子。
應該也有自出生便有嚴重殘缺的孩子。
遇到交通意外而坐輪椅的小學生,
遭到雷擊而臥床不起的國中生,
因為被注射奇怪的疫苗變得無法正常生活的高中生,
備受矚目卻突然病倒的成年人,
其實都存在我的周圍。
我只是運氣好,活到了現在。
那是因為有人背負著我的原因。
兒子啊。
你代替弟弟,
代替同班同學,
代替我,
帶著殘缺活到了現在。
因為年老而臥床不起的人,有很多。
因為事故,突然撒手離世的人,也有。
在人生的最後,每個人都會變得不能動了。
不管任何人,都是背負著殘缺活下去的呢。
兒子啊,
你指引的是我自己的問題。
兒子啊,
你這樣就好,
是我家的孩子,
就是我家的孩子。
能生下你真是太好了。
我現在是這樣想的。
父筆
私は、思うのです。
長男が、もし障害をもっていなければ。
あなたはもっと、普通の生活を送れていたかもしれないと。
私は、考えてしまうのです。
長男が、もし障害をもっていなければ。
私たちはもっと楽に暮らしていけたかもしれないと。
何度も夢を見ました。
「お父さん、朝だよ、起きてよ」
長男が私を揺り起こしに来るのです。
「ほら、障害なんてなかったろ。心配しすぎなんだよ」
夢の中で、私は妻に話しかけます。
そして目が覚めると、
いつもの通りの朝なのです。
言葉のしゃべれない長男が、騒いでいます。
何と言っているのか、私には分かりません。
ああ。
またこんな夢を見てしまった。
ああ。
ごめんね。
幼い次男は、「お兄ちゃんはしゃべれないんだよ」と言います。
いずれ「お前の兄ちゃんは馬鹿だ」と言われ、泣くんだろう。
想像すると、私は朝食が喉を通らなくなります。
そんな朝を何度も過ごして、突然気が付いたのです。
弟よ、お前は人にいじめられるかもしれないが、
人をいじめる人にはならないだろう。
生まれた時から、障害のある兄ちゃんがいた。
お前の人格は、この兄ちゃんがいた環境で形作られたのだ。
お前は優しい、いい男に育つだろう。
それから、私ははたと気付いたのです。
あなたが生まれたことで、
私たち夫婦は悩み考え、
それまでとは違う人生を生きてきた。
親である私たちでさえ、
あなたが生まれなかったら、
今の私たちではないのだね。
ああ、息子よ。
誰もが、健常で生きることはできない。
誰かが、障害を持って生きていかなければならない。
なぜ、今まで気づかなかったのだろう。
私の周りにだって、
生まれる前に息絶えた子が、いたはずだ。
生まれた時から重い障害のある子が、いたはずだ。
交通事故に遭って、車いすで暮らす小学生が、
雷に遭って、寝たきりになった中学生が、
おかしなワクチン注射を受け、普通に暮らせなくなった高校生が、
嘱望されていたのに突然の病に倒れた大人が、
実は私の周りには、いたはずだ。
私は、運よく生きてきただけだった。
それは、誰かが背負ってくれたからだったのだ。
息子よ。
君は、弟の代わりに、
同級生の代わりに、
私の代わりに、
障害を持って生まれてきた。
老いて寝たきりになる人は、たくさんいる。
事故で、唐突に人生を終わる人もいる。
人生の最後は誰も動けなくなる。
誰もが、次第に障害を負いながら
生きていくのだね。
息子よ。
あなたが指し示していたのは、私自身のことだった。
息子よ。
そのままで、いい。
それで、うちの子。
それが、うちの子。
あなたが生まれてきてくれてよかった。
私はそう思っている。
父より
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