YouTube【障害を持つ息子へ】 優生思想へのカウンターとして

相模原での障害者殺傷事件の3日後、障害を持つ子の親である私がFacebookに書いた文章は、あっという間に広まりました。
植松聖死刑囚が言うように、障害者は「不幸しか生んでいない」わけではありません。障害があることは、当事者にとっては確かに不便ではあるかもしれませんが、必ずしも不幸ではありません。
そして、多くの親は「障害を持つ子供を愛おしく思う気持ち」を持っています。

私の書いた1000文字あまりの文章を歌詞として、大阪の歌手パギやんが曲を付け、歌ってくれました。
そこで私は、「障害を持つ家族を、愛おしいと思う気持ちがこめられた写真をください」と、ネットで呼びかけてみました。締め切りは、事件が起きてからちょうど1年後の、2017年7月26日。「この1年間に撮った写真」もくださいと呼びかけました。67人の子の親が応じてくれました。

コロナ禍が広がる中で、社会に「不寛容」さが広まっています。
死刑判決が確定し、まもなく事件から4年目のあの日が巡ってきます。一人ひとりが名前を持ち、確かな存在感を持って生きている、私たちの家族の姿を見ていただきたいと思います。

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