江戸の「息づかい」を感じてみませんか
14年も前になりますが、江戸時代に使われたことばを学ぼうと、講談社学術文庫『江戸語の辞典』(前田勇編、1979年)を読破することにしました。
文庫本なのに、1067ページもある分厚さ。約3万語が収録されている、すごい本なのです。
用例を読むと、その時代に生きた人の息吹が感じられました。そこで、一行も飛ばさずに読む、と決めて、持ち歩いていました。
一度目は、4か月半かかりました。
読み終わったのに、頭の中には何も残っていない。そこでもう一度、今度は赤いボールペンで線を引きな