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ワインのお話-ロマネ・コンティ(仏: Romanée-conti)

金澤幸雄です。

ワインが大好きな理由のひとつに「歴史を感じられる」ことが挙げられます。

ワインそれぞれにその時代における特徴があり、作られた時代のエピソードや時代背景に思いを馳せながら友人と楽しむ時間はまさに至福です。
普段は手に入りやすいものを中心に様々なワインを飲んでいますが、特別な日には特別なワインを開けることもあります。

そんな中でもっとも忘れがたいのは、やはりロマネ・コンティでしょうか。
ワインに興味がない方でも、その名前は聞いたことがあると思います。
ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネにある特級畑(グラン・クリュ)の名前であり、その畑のブドウから造られる赤ワインです。

ロマネとは、古代ローマ時代の2000年前からこの地にブドウを植え、良質なワインづくりをしていたローマ人が「ロマネ」とこの地域を呼んだことに由来します。
その後18世紀に、ブルボン朝コンティ公のルイ・フランソワ1世がこの畑を手に入れ、畑の名前が「ロマネ・コンティ」となりました。

毎年6000本ほどしか生産されないため希少性が高く、当たり年のものでなくてもかなりの高額ですが、ロマネ・コンティにはほかのワインにはない歴史や伝説、ロマンが感じられます。


金澤幸雄

Photo byAlasdair Elmes on Unsplash



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