不動産投資のお話 -クラウドファンディング
タイタンキャピタルの金澤幸緒です。
不動産を所有し、そこから発生する家賃収入などの収益を得たり(Income Gain)、所有する不動産を売却して利益を得たり(Capital Gain)して運用する不動産投資は、プロの投資家はもちろん、会社経営者や会社員、そして、これから投資を始めてみようとしているビギナーにも人気の高い投資方法です。
しかしながら、不動産の購入には、多額の資金が必要です。そういった資金問題から、なかなか不動産投資に踏み出せずにいる投資家も少なくありませんでした。
そこから生まれたのが不動産の所有権を分割して小口化、商品化し、所有権の共有持分を投資家に購入してもらい、収益が出たら分配する、という不動産小口化商品事業です。
その後、投資家保護と事業の健全な発展を目的に制定されたのが「不動産特定共同事業法(不特法)」です。
この不特法に基づいた不動産小口化商品の中で注目を集めているのが、不動産投資クラウドファンディングです。2019年の不特法改正で、不動産投資クラウドファンディング事業者が守るべき事項が定められ、不動産投資家保護のための環境がさらに整えられたため、初心者でも比較的安心してチャレンジできるようになりました。
クラウドファンディングとは、「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた造語で、インターネット上で不特定多数の人から広く資金を募る仕組みのことです。不動産投資クラウドファンディングとは、インターネットを介して投資希望者からの資金を元手に不動産投資を行い、発生した利益を投資家に分配する不動産投資法です。
先述したように、現物不動産投資にはたくさんのお金が必要ですが、クラウドファンディングの方法を採れば、たとえ数万円程度の資金しかなくても気軽に不動産投資を始めることができるのです。
不動産投資クラウドファンディングは初心者のみならず、経験豊富投資家も参入しており、経験や所得に関係なく運用を行える投資方法と言えます。
投資家はインターネットからのその不動産投資専用のプラットフォームを使って、エントリーから分配金の受取りまで、すべてインターネット上で行います。
数万円という少額から不動産投資ができ、かつ、比較的利回りが高い不動産投資クラウドファンディングは、資産形成に活用できる手法のひとつです。気軽に不動産投資を始めてみたい人、利回りが高い商品で資産運用をしたい人は、不動産クラウドファンディングにチャレンジしてみるのも有効かもしれません。
金澤幸緒
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