なぜ、ウルトラマンは地球を救うのか?

ある日、ふと疑問に思った。
「なんでウルトラマンは、地球を守っているのだろう?」


そこで、Wikipediaで調べてみると、こう書いてありました。

「宇宙の墓場への護送中に、逃亡した宇宙怪獣ベムラーを追って地球までやって来たウルトラマン。その時、自分の不注意でハヤタを死なせたことに対する罪の意識から、彼はハヤタに自分の命を分け与えて、地球の平和を守るために戦うことを決意。こうしてウルトラマンとハヤタは一心同体となった。」


なるほど、きっかけは分かったのですが、
今ひとつ釈然としません。

それは、ウルトラマンの行為がやり過ぎだからです。

ウルトラマンのハヤタに対する謝罪の気持ちは
分からなくもないですが…

怪獣から地球を守るという行為は、
対ハヤタだけの問題を超えて、
地球人全体の問題だからです。


仏法(ダルマ)には、
カルマ(業)という考え方があります。

簡単にいうと…
悪い行いをすれば、それは巡り巡って
自分に戻ってくるという考え方。

因果応報とも云います。

逆に、善い行いをしたら、
自身の作ったカルマを解消することにもなります。


これは、仏法云々を超えて世の真理だと感じるところ。
こうした真理に基づいた生き方がしたいものです。


ただ、こうした考え方を突き詰めると
次のような展開になります。


他人のカルマを背負ってはいけない。

他人のカルマを背負うことは、
即ち自身のカルマになること。

だから、お節介という行為はカルマを背負うことなる。


以上の理屈は、仏法の世界では真なのです。


すなわち、地球に怪獣がやってきて
破壊行為を繰り返されているのは、
地球人のカルマ(業)なのです。


もしかしたら、地球人が直接的
怪獣に襲われる原因を作っている可能性もある。

もし、そうだとしたら、
地球人自らが業を受けなければならないこと。

それこそが、因果応報という考え方です。



ウルトラマンは、お節介をしすぎるどころか、
あらゆる兄弟が全て、地球のために人生を投げ捨てている。

ウルトラの父の教育方針は
いかがなものかと考えてしまいます。。。

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