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ファスト映画について

このNOTEでも度々話題になっている件。

ここでは、反対意見が多いように感じますが、
改めて私の感覚を整理しておきたいです。

表題にある「ファスト映画」についてです。



CODA(コンテンツ海外流通促進機構)によると、
著作権を侵されたことと、そのことにより
本編への集客も減っているとして
実質被害を956億円と試算しているそうです。


確かに、映像等を流用して金を稼いでいる輩に対して
面白くない気持ちは分かります。

著作権等、法律上の問題もそれなりに
理解しているつもりでいます。


ただね、ただ「著作権」という大義名分を掲げて、
何でもかんでも取り締まろうという風潮に
ちょっとした違和感を感じているのは私だけなのでしょうか?



先日、ある映像クリエーターさんから…

結婚式で流すBGMに使用する曲にさえ著作権料が発生することを聞いて、
何やら世知辛さを感じたばかり。。。


ユーザーの立場から勝手なことを言わせていただくと、
以前、昔のドラマが観たくなって色々と調べていたところ、
テレビ局側がそのドラマを有料でも公開していないことがありました。

著作権を主張する側は、取り締まりに力を入れるくらいなら、
私のようなユーザーのために過去のアーカイブを有料でも
しっかり公開して欲しいなと感じることもしばしば。。。


私が言いたいことは…
取り締まりと称してクローズしていく方にエネルギーを集中するのは
発展の法則から見て、間違っているのではないかということ。


ネットやSNSの発達によって、
今後も確実に取り締まることは不可能であるならば、

法を犯してまでも公開しようとしている彼らと
上手に共存を図ることを考えた方が建設的であり、
業界の発展にもつながるのではと考えてしまいます。

事実、私はファスト映画から興味を持って
劇場や有料コンテンツを観に行った経験があります。


現在の状況は、共存どころか確執や対立。

映画やテレビといった過去のメディア、その中でも頭の固い人たちが、
ネットという新たな媒体に対して脅威を感じて、
アレルギー的に忌み嫌っているようにも感じてしまいます。


映画もテレビ業界もネット文化の模写が多くなって、
クリエイターが育たなくなっているように見受けられるのも、
こうした意固地な精神の表れなのかもしれませんね。

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